マル

紅茶スコーン

学級閉鎖二日目の長女は、洗濯物をたたんだり、紅茶スコーンに挑戦したり。自分からYouTube で調べて。紅茶スコーンはスタバにあるのと変わらない出来栄え。普段食べないけど美味しかった。ご機嫌で過ごせたようだ。マルとも昼寝したり。

アコーディオンの音

長女がアコーディオンを弾いていたら、ときどき息子の膝の上のマルがキャンキャンパスと高い声を合わせるように出す。共鳴したくなる音があるようだ。全部ではなくて。救急車のサイレンのとき、遠吠えするのも彼のチャームポイント。

マル

息子の寝床はぬいぐるみではなく、マルである。マルと寝るのは息子になった。長女と1週間交代だったのがいつしか長女が主張しなくなった。撫で撫でしながら寝つくようだ。 寝た息子の胸の上でお座りしている。その脇の階段を降りてぼくが寝床にいくところを…

マルの去勢

マルがついに去勢手術。ラッパのようなカバーを首に巻く1週間。傷口をなめないため。麻酔のせいか、ショックからか、数日は立たず歩かず、書院からも出ようとせず、ずっと寝てた。みんなそれぞれ、寄り添い心配していた。食欲もない。手のひらにフードを乗せ…

それぞれ

軽井沢への一泊二日の家族旅行の道中、ペットホテルに預けているマルを子どもたちはそれぞれのタイミングでふと「マル元気かな」と気にしていた。マルにとって長い時間だったけど、無事に散髪もされて元気に戻ってきた。息子の敷布団にオシッコを最近するよ…

9歳

次女の誕生日。今日まで従姉妹のおねえちゃんが関東から帰省し、彼女らの祖父母の家にとまていたから、ほとんど今週顔を合わせていない。本人たちは楽しい時間である。 昨日はプールに連れていけというので、一緒にいくが、プールでも姉妹と従姉妹と息子で遊…

姉妹

「パパ、寂しいと思ったことなかった?」(次女) どっこい長女が家にいないと、のびのびすると思いきや、次女は寂しいという。物を取り合うこともない。言い合いになって、険悪になることもない。相手がいないのは、それでも物足りないらしい。 「姉妹って、…

夕陽

「何してるの?」(息子) 19時ころ、外出先から戻り、西側のドアから息子と長女と外食にいくぞと声をかける。息子と長女が家から出てくる。そのときのぼくの表情をみて、上の質問。家の西側をみながら腕組みをして、憮然としてたのが気になったのだろう。ブラ…

キツネの目

「キツネの目は、なんで細いの?」(次女) 食卓で。朝食のとき。マルは朝日が当たるところでまどろむのが好きだ。今日は青空で、朝日がさんさんと書院に注いでいて、畳の上で顎をつけている。普段クリクリの目が細くなっていて、見慣れない顔つきになっている…

マル1歳

マルのはじめての誕生日である。前日の夜から「明日は誕生日だよ。もう一歳だよ」と話しかけて、寝床で寝ようとしたら髪に噛み付くのを諌めていた長女。朝起きても真っ先に「おめでとう」と声をかけるのも長女。彼女が何年も求め続けた存在が我が家にきてく…

寝場所

息子は夜の寒さが厳しくなり、はなれから母屋に寝場所を変えた。新しくできた書院。そこにマルも一緒にねる。マルはいつしか土間に飛び出せるよたになったから、一階の和室が居場所に出来なくなり、二階で生活するようになった。家族みんなが二階で過ごすと…

家の数

「地球におうち、何個あるかな」(次女) 快晴の週末、マルとメルと妻と娘二人と子ども園まで散歩。帰り道、次女をおんぶする。丘の上の階段から街を見下ろす。並木の紅葉、家々の屋根が夕日に照らされて美しい。次女がこの質問。 しばし考えて、「地球の人口…

相棒

庭の草むしりはメル、家の中でダラダラするときはマル。どちらもそばに寄ってくる。かけがえのない存在である。言葉が通じるけど分かりあえない仲もあれば、こうして言葉がなくても心通わせると思える関係もある。共通の言葉があると分かり合えると思い込む…

相棒

「わたしの相棒、だれだと思う?」(長女) 朝。こちらが仕事行く前。 マルとメルが正解。 夏休みの工作はぼくと長女が相棒のようにタッグでつくったよね、相棒はぼくだ、と答えると「はいはい。それはね」とあしらわれる。 ぼくが中庭でメルの掃除をしている…

ぴよ

昨日、四代目メルが我が家にきた。昨日はつかまえようとすると箱のなかで逃げていたけど、今日になると逃げなくなった。箱にいれてほったらかすと寂しそうに鳴く。 みんな心を鷲掴みにされている。長女と次女は今日お風呂に入れていた。 前とちがうのは、マ…

シャンプー

マルがはじめて家でシャンプーをした。シャンプーは同じ犬種をかう先輩ご近所さんから勧められたもの。「おっさんの匂いがします」と言われて。 洗われたマルのにおいはそうまさに昭和のオッサン、小学校の校長かと思うような匂いであった。 ぼくがほんとだ…

別犬

マルが生まれて5ヶ月、はじめてトリミングをして家に帰ってきた。別人ならぬ別犬で「この子だれ?」といった不思議なかんじ。ぼくの方にいつものように寄ってくる。マルである。切る前もかわいかったけど、トリミング後はまさに人形のようである。目のうる…

マルとドライアイス

兄、妹二人の3兄弟が同じ場所で同じものに関心を示すことはめったになくなった。週末の夜。妻の遅ればせながらの誕生日祝いのケーキ。娘たちのリクエストで31のアイスケーキを買った。それを家族5人で食べるとき、箱にドライアイスがあった。指で長女が…

14歳

息子の誕生日。彼は日中はずっと部活。妻が弁当をつくって送ってゆく。晩ごはんは寿司、ケーキはメロンのショートケーキをご所望。プレゼントはすでに自転車を買って4月から中学校に乗っていっている。 娘たち二人はそれぞれ、手紙とプレゼントを用意してい…

初シャワー

長女がトランポリンの帰りに「マルの散歩行く」と言い出す。友だちのご近所さんの同じ犬種の犬と一緒に散歩にいきたいのだという。強い雨のあとの曇り空。 「道、濡れているから気をつけてね」と見送る。 帰ってきたマルは、足が泥だらけで大変なことになっ…

一緒に寝る

和室に布団をしいて、一緒にマルと寝る。その夢のような夜を、長女がまずやりたいといって、実行した。無事成功した。 「腕をこうしてたら、その中でくるまって寝るんだよ」 うれしそうである。フランダースの犬のパトラッシュのような光景を想像する。 次の…

図書館

長女と次女を久しぶりに図書館につれていったら、とても喜んで目一杯借りていた。学級文庫や学校の図書館でお気に入りがあって、そのシリーズ。長女は伝記まんがやひみつシリーズ。次女は一期一会シリーズ。 この学年のころ、テニス帰りの息子が毎週山のよう…

寝る

マルがはじめてぼくの膝の上で寝た。ポカポカ晴天の午後、キッチンで。義兄とその娘さんが来て話をしている最中。アゴを腕にのせて目をつぶる。

比較

マルのドッグフードはペットショップのいうがままで、最初から2種類のものを混ぜているが、次からは1種類にすると妻。 「どちらがいいかな?」 この質問に次女は一つの方を即答。 「前、二つを並べてみたら、そっちの方を喜んで食べた」のだという。長女もそ…

お手

マルが初めてお手をしてくれた。妻や娘がてなづけたみたい。ごはんの前のおすわりにらつづくわざ。でもまだ噛まれるときのほうが多い。

ローズマリー

ご近所さんがローズマリーを通りがかりの長女にたくさんくれた。いい匂いとうれしそうに抱えてもってくる。妻がスペアリブを買ってきて、添えて焼いた。とても香ばしく美味しい。何本か庭に植えた。ひさしぶりの土いじり。そだってくれたらいいな。蚊除けに…

公園散歩

今日はマルと二人で公園一周の散歩。ゆっくりした時間。街中の桜はとっくに散ったが、標高高いからか、公園のは満開を少し過ぎたあたり。人をみたら尻尾ふって駆け寄ろうとする。実に人懐っこさがある。 家に帰ってケージに入れたら満足してくれたのか、すぐ…

焼きまんじゅう

「あたしは、あのお墓に入るの?」(次女) ひさしぶりに家族みんなでドライブして、墓参りに行き、ぼくが育った山にいった。今回は息子もマルもいる。桜は満開からやや過ぎたくらい。焼きまんじゅうにもいき、祖父や母のことを店主のおじさんと話す。娘が三…

生まれ変わり

「二泊三日ってどういうこと?二泊、だけでいいなじゃない?」 次女。お風呂で。 「パパの胸には赤いほくろが真ん中にあるね。それが周りの黒いホクロを引っ張ってる」 「『おしとやか』ってどういうこと?」 寝床で。 「しずかちゃんはおしとやかなんじゃな…

パピーシャンプー

マルがはじめてパピーシャンプーにいった。目元も爪もすっきりして、無臭のふわふわになってかえってきた。顔つきが少しかわっていて「前の方が可愛かった」と長女。眉毛と口ひげ部分だけが長く見えておじいさんのよう。でも1日でこれはこれでいいと慣れた…