2023-01-01から1年間の記事一覧
車で久しぶりに土曜ドラマの『ハゲタカ』を見返していると、公文の帰りの車の中、息子が芝野役の柴田恭平さんをみつけて「ミシェルフーの人だ」とテンション上がっている『コンフィデンスマンJP』の映画の役名。 長女は「え?」と時間がかかり、じっとみてか…
年に一回の、ニ学期のおつかれさまと一年お疲れさまということで家族で回転寿司にいく。息子も遠慮なから好きなものをたくさん注文するものだから、こちらは高くても300円台の皿以下にする。魚は食べず、イカやかんぴょうやサラダ巻きになる。イカは大好きだ…
屋根に積もった雪を、次女が降ろしてくれるという。中庭に落として、あとでかまくらつくると躍起。除雪スコップでせっせと嬉々としてはたらく。全部はカバーされなかったけど、貴重なかわいい戦力。ありがたい。面倒くさがらず、やらされている消極さもなく…
朝起きたら、寝床から上階のキッチンでトントン料理してる音。妻だろうと思っていたら、なんと長女であった。 「生まれてはじめて、つくった。食べて」 卵焼き。切れ端を3つつまむ。とても美味しい。うれしい。
「雪、うれしいけどいくのたいへん」(次女) 積雪した朝。気が重たそう。雪が降るのを夜は喜んでいたけど、いざ雪が積もり、吹雪いているなか学校に行くとなるとたいへんだったのを、昨日実感したようだ。 「手と足の先の感覚がなくなったよ」 あったかいおで…
「チョウベン、ほしい」(長女) 久しぶりの乗馬から戻ってきたら。長いムチ。長鞭。 今日乗った馬は、強く蹴っても動こうとしない。普段のマイ鞭で叩いても反応しない。コーチから「これに代えて」とチョウベンを渡された。思いっきりそれで叩いて、蹴ったら…
息子は、バレー部で頑張るまで、「勝った」ことがあまりなかったと思う。将棋にしてもテニスにしても、いつも負けて帰ってくる。テニスは可哀想なくらい歯がたたなかった。相手のみんな、ベンチに持って行く鞄やタオルなどもちゃんとしたテニスメーカーのグ…
息子があと1学期で中学生活を終える。 「中学の3年間の成長って、ほんとに大きいですから」 息子の顧問の先生はおっしゃっていた。 4年前の写真がスマホに自動的に出てきた。あどけないかわいい少年。 ほんとうに、そうだと実感する。 この変化の間、もはや…
「夕日をみたら、親がそこにいるとおもえ。夕日の真ん中に、親はいる」という歌に出会う。 五木寛之著の『親鸞』にて。 親鸞聖人は聖徳太子に憧れていたのか。山から降り、だれとも分け隔てなく交わって、救済なさった。
次女が妻とお出かけにいって、置き物をうれしそうに買ってきた。 「990円」 綺麗だとみとれている。アクリルの球体、直径4センチくらいの中に液体と白い粉末がはいっている。真ん中はサンタが立っている。逆さまにして戻すと、中の白い粉がまって雪が降った…
長女が本屋行きたいというので連れて行く日曜。ドラゴンボールスーパーの単行本を2冊買ってあげる。英語教室のクリスマスプレゼント交換のための品も何にしたらいいかわからないというから一緒に選ぶ。犬のおしりの付箋とスティック消しゴム。 図書館に行っ…
息子の寝床はぬいぐるみではなく、マルである。マルと寝るのは息子になった。長女と1週間交代だったのがいつしか長女が主張しなくなった。撫で撫でしながら寝つくようだ。 寝た息子の胸の上でお座りしている。その脇の階段を降りてぼくが寝床にいくところを…
長女はベイマックスのぬいぐるみを大事にしている。たしか母娘でディズニーランドに行って買ったもの。 「パパ、踏んでる」と寝床で枕にしていたら取り上げられる。抱きしめて寝つく。ちょうどいい高さと柔らかさなんだけどな。
ミルク。次女のかわいがるうさぎのゴロンとしたぬいぐるみ。寝るときは一緒。たまに居間や、外にも連れていく。精神安定剤。たまにいないとどこいったと騒ぎになる。 朝おきて、彼女が寝床からでるとき、ミルクにはきちんと毛布を丁寧にかけて、枕をして、優…
「わたしアンパンマン、好きだった?」(長女と次女) 長女が学校でやなせたかしさんの伝記を読んで、感想文を書くという授業があったと話してくれる。夕食のとき。 「あの長い人生を5行くらいでまとめろっていうのだよ」 無理ある話であるが、彼女なりにはう…
この歳になったら、諦めなくてはいけないこともたくさん出てくる。若いときにしかできなかったこと。たとえば海外、とくに欧米への旅。大学の同級生が次々大学院のとき、留学に旅立っていた。いまになって、その道に進んだ彼らの賢明な判断に気づく。ぼくも…
いまの受験生はたいへんだ。デフォルトでスマホ中毒だから、スマホに時間と人生と視力を奪われてしまう。塾にいかなくてもスマホが教えてくれるというポジティブな利用すればいいのかもだけど、息子を見てると自分の弱さゆえの逃避所。本人が気づくしかない…
ChatGPT。はじめてやってみた。こんなことまでできるのかと感心する。プロンプト、とかいう指示次第。日本語もかかくも充実しているのか。 いろんな文をこしらえてくれる。ゼロから作るより楽ちん。どうでもいいこと、どうでもいい相手への文章はこれで十分…
次女は彫刻、長女はトランペットとトロンボーンの体験。残るものと残らないもの。そのあと図書館。ファッションデザイナーのお話。お召しものと同様、こちらの気持ちが優しくやる、穏やかな語り口。ただただいいものを作り、次世代に残そうとする姿勢。貴い…
「ブルーモーメント、みたかもしれない」(長女) 車の中で教えてくれた。昂った明るい口調。 学校からかえって、近所の友だちと日没まで外で遊んでいたという。崖に立ち、日が沈んだあと、雲ひとつなかった。友だちたちとこれがブルーモーメントなんじゃない…
「これ、なんで読むの?根っこに幹。」 「コンカン」 図書館二ついって、本屋いって、蕎麦たべて。トランポリン帰りの長女とふたり。 車の中も音読してくれる。 「どっさり読むものたまりますなぁ」 嬉しそうである。 本屋は寄らないつもりだったけど、図書…
「パパ、寝よ」 長女が寝床いくとき声かけてくれて、彼女は体力が続くかぎり本を読む。面白い部分をぼくに読み聞かせてくれる。そのあいだ、ぼくは彼女の足をマッサージする。 テストで満点2回とったら本1冊買ってあげるルールをつくったところ、もう4冊買っ…
たどりつくのは、同じ時間、同じ場所で話をしていて、尊さを感じることができるかどうか。それだけ。香山先生とのしあわせな時間のように。それ以外はどんどん閉じて、小さくしていこう。年末の飲み会、指名のない大人数はどんどん断る。 齢を重ねて、その尊…
「わたし、クリスマスプレゼント決めた」(長女) 図書館から帰りの車中で。 日曜午後。長女と彼女の友だち、そして自習する息子を乗せて図書館へ。 3時間半ほど、それぞれちょこんと書架脇の椅子に座り、じっくり漫画を読んでいた。途中お腹空いただろうと近…
「もし生まれた変わるなら、新石器時代がいい。ぜったい面白い。スマホとか金融市場に支配されたこれからの未来に生まれても、何もおもしろそうじゃない。」
「なんで、鏡にするの?」(長女) 車で駅前のビルをみて。次女が夏に算数テストでがんばった思い出のビル。大きなマジックミラーがある。 二人で彼女が買いたい本を買いに行く。本を買った顔がそれはそれは嬉しそうで、こちらもうれしくなる。もう彼女の財布…
次女が先日合宿で、ボルタリングをした話。意外にも、一番難易度が高いやつをクリアしたのは彼女だけだったと誇らしげ。同じ色のやつだけを使ってよじのぼろなきゃいけないから難しいうんぬん。待っている間に、こうしてこうしてと手と足の引っ掛け方、ぶら…
馬もスイミングも辞めた次女。新しいことをやりたいのかというと「いい」。ぼくの懐事情を気にしてくれているのか。ほんとにないのか。 だったら、本を買ってあげようというと、いくつかあるようだ。その話を寝床でしてたら、「わたしも」と横から長女。 「…
今度は『都会のトム&ソーヤ』を熱読中の長女。「読んであげる」と第一章を音読してくれる。面白いところは笑ってしまって、聞き取れない。幸せそうで良い。 新しい本を買いたいけど財布が空だから「お金返して」といわれる。借金たくさん。
次女のスイミングが最終回だったそうだ。個人メドレーのタイムも大幅に速くなって、ワッペンを二つもらったラストスイム。 「がんばったよ」 ほんとに、ここまでよく続けた。辞めた理由は、「パパのお金のせい?」と尋ねたら「それもあるけど、ほかにもある…