2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

インドの山奥

小学校のころ「やだよ、〜グルト、うがらし、んじまえ、びふらい、んどの山奥、出っ歯の禿あたま、〜マは怒りんぼ、くは泣いちゃった、ぬきの立ちション便所の戸が開かない、チンゲールが死んじゃった、こ凧あがれ、んこん大根大根台所の缶ビールが盗まれた…

目玉焼きの皿

今朝次女がホットケーキを食べていた。ぼくはご飯があるから目玉焼きを作ることにした。「目玉焼き、食べる?」 「うん」 「ごはんの上に乗せる?」 首を横に振る。目玉焼き単独で食べたいんだ。 できた目玉焼きを、ホットケーキのお皿を転用しようと「お皿…

質問攻め

今日は晴れた。次女の朝ごはんと着替えも早く終わったので、歩いて登園する。 「ひさしぶりに、歩いていけるね。」 ぼくは自転車にごみ袋と彼女のカバンと、長女のリュックを手に、自転車を押していく。今朝は「自転車に乗る」とはいわずに走っていく。「寒…

ラーメンと本

息子と過ごす週末のテニス教室と図書館の帰り。図書館でいつものように息子は数十冊をカバンいっぱいに借りた。翌週が休館日とあるので、めいっぱい借りている。「2週間、もつかな。」 ランチを帰り道、どこで食べようか迷って、家の近所をグルグル逡巡した…

次女の成長

「ねえ、今日口から煙でたよ。」(次女) 息が白くなるくらい寒くなってきた。すばらしい表現だな。 次女は最近、お風呂を洗ってくれる。頼むと「いいよ」といって実に甲斐甲斐しい。お風呂の「給湯」ボタンを押す前のひと手間。夕食の準備と重なったりで、…

がんばり屋

久しぶりに長女のトランポリンにいく。ずいぶんうまくなっていた。まっすぐ飛んでくるっと後ろ向きになるだけだったのが、今や「コシ、コシ、かかえ、開脚」など、連続技になっていた。コーチが指導しないときも、必死で隣の空いてるやつで練習している。こ…

還暦

夕食時、「校長先生、今年赤いちゃんちゃんこだよ」と息子。今年度で定年退職される。 「ちゃんちゃんこって、何?」と長女。 ぼくが説明に困っていると。「父ちゃんのいまきているやつの、帽子と袖と切ったやつ」と息子。当たらずとも、遠からず。 父ちゃん…

なみだ

「ねえなんで、涙って出るの?」(次女) 登園時の保育園の入口で。「知りたいと思ったから」だそうだ。 わからないので、一緒に考えよ。 「悲しいときに、涙って出るよね」とぼくがいうと「感動するときもね」と返ってきた。

主語のない文

小学校の国語とかで、文は主語と述語からなるとある。でもふと気づいたのだけど、裁判の判決文の「主文」というやつ、主語ないよね。極端な例だと、映画の裁判のシーンでよく見る「被告人を死刑に処する」。「誰が/は」がない。では、誰なんだろう。私は?…

髪の毛

「トランプだいとうりょうとアベそうりだいじんは同じ?」 「アベそうりだいじんの髪の毛は何色?」 「トランプ大統領の髪の毛は何色?」(次女) 「金色」と答えたら「えええ〜」って驚いていた。 そういえば、お風呂の中でラプンツェルの話にもなったな。 …

学習発表会

小学校の学習発表会。妻と見に行く。 長女は「たのしいあき」ということで、手作りの楽器をつくって、それで『パプリカ』を演奏。積極的に歌っていた。総じてそつがない。しっかりしてみえる。廊下にはってある入賞した写生会の絵も改めてみる。たしかにうま…

シャックリ

次女の寝かしつけのとき、シャックリが出ていた。 「ねえなんで、シャックリってどうやって止まるの?」 「待ってればとまるよ。」 お姉ちゃんが「100数えてる間、息を止めたら止まる」といっていたらしい。 「100も息止めたら、死んじゃうよ」 「なん…

褒める

息子をみていて、結局、褒めたものだけが残り、伸びていっている気がする。いまさらだけど、褒めるは育児の中心になきゃいけない。そして、何を、どう褒めるかも、すごく大事。

なりきりタイム

長女と次女がここ数日、お風呂上がりは申し合わせて何かになりきって出てくる。ぼくが先に出てダイニングで待っていると、自分たちで身体を拭いて、コソコソ申し合わせて登場する。昨夜は「温泉上がりの通りすがりの客」で、今日は「小鳥」だった。 温泉客で…

貧乏根性

Amazon musicでアカペラの音楽を夕食時のかけてやる。「楽器を使ってない」と説明したら不思議な顔をしている。 息子がまっさきに「そしたら、楽器代かからなくていいね」。そこか。貧乏根性が日頃のぼくのケチケチ習慣によって息子にも伝染している。妻が按…

たのしいお風呂

娘ふたりとお風呂。ぼくひとり湯船につかり、その横で「パプリカ」と「アロハ・エ・コモマイ」を一緒に踊りながら歌ってくれる。ぜいたくなリサイタル。長女が背中を洗ってくれる。床にスーパーボールをばらまいたので、足でとって湯船にいれる遊びを提案し…

波とカニと鬼

「ねえなんで、波ってあるの?」(次女) 「ねえなんで、カニってお湯に入れたら赤くなるの?」(次女) 妻が「鬼の目にも?」と長女に訊いたら「まぶた」と応えたらしい。国語辞典がほしいそうだ。

脱出

うちのメルちゃん、夜はおうち、といってもプラスチックの大きな衣装ケースに入れて、上に金網をしておとなしくしてたのに、その金網をクチバシで器用にこじ開けて脱出できるようになっちゃった。困ったけど、その成長が頼もしくもある。たくましくなったな…

今年のサンタ

長女と次女とお風呂に入っていて。 「ねぇ、なんでパパとママにはサンタがこないの?」(次女) 「パパとママは、サンタさんに『プレゼントは子どもにあげてね』って思ってるからね」 「ふうん」 次女、しばらく考えて。 「じゃあ、そう思ってないパパとママ…

アルキメデス

次女と二人お風呂で。透明のコップに湯船のお湯を入れて、握りこぶしを入れている。 「ねえなんで、こうしたら、水ふえるの?」 「そうだね。パパが湯船に入ると、水がどうなる」 「高くなる」 「そうだね。なんでかわかる?」 「わからない」 パパが入った…

公共的な私性

いずれ詳述するけど、ものをつくる姿勢について。 私性が先にあって、をれを説明するために一般論を援用するのか、一般論が先にあって、それに立脚して私性を活かしてものをつくるのか。同じようで、まったく逆のアプローチ。広く社会が信頼し、納得するのは…

恩師とその恩師と

恩師と、その恩師と会食をしていただくという機会に恵まれた。緊張してあまりぼくはうまく話せなかったが、お二人の話を聞いているだけで幸せであった。 出会ったお言葉のいくつかを忘れないうちに。 「これからは、二次元と三次元の思考を行き来できる力が…

入賞

出張から帰ると、長女の顔からようやくガーゼが外れていた。一週間のうち、4回皮膚科に通ったおかげで、ずいぶん回復してくれた。胸をなでおろす。 昨日の写生会で描いた消防車の絵がクラスで金賞だったらしく、とてもうれしそうに話をしてくれた。早くその…

「わすれた」

天気がいい朝は自転車に次女を載せて、手押しで保育園まで行く。人力車である。昨日は出張だったから、夜話せなかった。 昨日は保育園で何をやったかきくと「わすれた」とハキハキした口調で返ってくる。 「外に出た?」 「出たよ。おやつ食べたら、外に出る…

家と外

建築家の講演会のあと、息子が好きなカレー屋にいった。食べながら鼻水がでるといって、紙ナプキンを拝借。鼻を噛んだあと、店内をうろちょろして「ゴミ箱どこだ」と探して、トイレの前で見つけて捨てる。おい家だとお前のテーブルの上、注意しないとずっと…

世界への好奇心

息子がサッカー教室の帰り、実にいきいきと「父ちゃん!」といって、ドイツまたはイタリアにサッカー短期体験トレーニングのチラシをもってきていた。ペルージャにいくらしい。40万円、10日間。あいにく我が家には手が届かず、その機会を与えることはで…

声ガラガラ

昨日から引きはじめた風邪で声がガラガラである。「声、なかなか治らないね」と次女がお風呂場で。身体を洗ってあげていたら。 「なんで、声かわるの?」 なんでだろ。 続いて長女を洗う。顔がまだ怪我しているのでタオルを当てて、顔に水がかからないように…

顔に傷

長女がマラソン2位の翌日、学校の帰りに顔面からコケて、顔にどえらい傷をつくった。上の前歯も二本もグラグラ。つらかろう。皮膚科にいくと「もっと早く診せにこい。女の子なんだから」と怒られる。申し訳ない気持ちになるし、それを聞いていた長女も不安…

「うわっ」

次女は甲高い声でよく「うわっ」という。転びそうになったときはもちろん、ちょっとびっくりしたとき、思っていたときとちがうときなど。発見があるときともいえる。 鼓膜に来て、けっこう耳につく。世界をフレッシュにみているかんじがして好きな声だ。

手のほくろの昔話

長女が次女にまつわる昔話を。ぼくらは忘れていた。 次女がまだ年少のとき。家の階段で転んで泣いた。手をついて打ったのもいたかったようだ。 「ほくろ、とれちゃった」と泣いている。 次女の手のひらの手首の近くには小さなほくろがあった。 みんなで近寄…