出会った言葉

財産

「子どもたちに、お金を残さない」 人生の先輩であり友だちが。たくさん残せそうな方。いままでたくさん財産を親から受け取った人の生きざまをみて、心に決めたと。ろくな人間になってないと。するとしても、家の一つくらいにしとくそうだ。

人生

「そもそもマンダラチャートの、真ん中がないからね」 泊まりにきた親友。同意。なんでも目標・成功に紐付ける息苦しさ。空のまま生きる人生もあろう。

fail

Fail fast,fail often,fail forward. 友人が教えてくれた言葉。ベストセラーもあるのだね。

中学の変化

息子があと1学期で中学生活を終える。 「中学の3年間の成長って、ほんとに大きいですから」 息子の顧問の先生はおっしゃっていた。 4年前の写真がスマホに自動的に出てきた。あどけないかわいい少年。 ほんとうに、そうだと実感する。 この変化の間、もはや…

寝よ

「パパ、寝よ」 長女が寝床いくとき声かけてくれて、彼女は体力が続くかぎり本を読む。面白い部分をぼくに読み聞かせてくれる。そのあいだ、ぼくは彼女の足をマッサージする。 テストで満点2回とったら本1冊買ってあげるルールをつくったところ、もう4冊買っ…

人間らしい生とは

「もし生まれた変わるなら、新石器時代がいい。ぜったい面白い。スマホとか金融市場に支配されたこれからの未来に生まれても、何もおもしろそうじゃない。」

続・死について

むかし読んだ三木成夫さんの本によれば、「死とは二種類」あるそうだ。一つは、一般的に思い浮かぶ個体の死。もう一つは、子孫もいなくなり、その遺伝子が受け継がれなくなったことの種としての死。 後者は、個体が死んでも、後世の子孫のなかで、その人の生…

指切り

長女がアンネ・フランクにはまっている。図書館で「『光ほのかに』なる本を検索して借りておいて」と頼まれた。 カウンターで書庫から出てきたのは、茶色いシミだらけの、中のページも色褪せた年季のはいった古い本。カバーもない。1ページ目は斜めにやぶれ…

「犬派か猫派か聞かれてすごい迷った」(長女) ラーメン食べながら。横で聞いてた次女はすかさず「犬派」と反応。 「わたし、動物ならなんでも好き」と長女。 その前に「うち、果物ならなんでも好き」と次女は言っていた。ぼくが果物は梨とスイカが好きだと言…

添い寝

「いちばんいいやつだ」(次女) 最近帰りが遅く、帰宅したら次女は寝ている。もう大きくなったから大丈夫かと思っているが、こないだ添い寝したら妻とぼくで挟まれてねるのが、いちばん嬉しいらしい。 長女はもう一人で寝る。あと一年半くらいで次女もそうな…

帰宅

長女が5泊6日の北海道研修から無事帰ってきた。「6日間が3秒くらいだった」と表現したように、あっという間でとても楽しかったようだ。 「なんでここ、こんな暑いの?」 北海道は暑くても30度いかず、20度くらいで快適だったそうだ。 カメラで撮った写真を見…

花が咲いたら

登山での出会い。泊まる山荘で、高山植物の観察会とレクチャーがあった。これまで、花に興味をもったことはなかった。子どもを連れてこない単独登山は視野を広げる。足元に咲いている百花繚乱の小さな花たち。たしかに一つ一つを見ると、美しい。登山道を彩…

ピザづくり

次女との二人旅。東京で泊めてもらった友人宅での二日目のディナーでは、次女の好きなピザをつくってくれることになった。友人がピザ生地をつくり、具材を切ってくれて、ぼくがピザ伸ばし、具材を置いて魚焼きのグリルで焼く。魚焼きグリルで焼けるのか、焦…

初名刺

次女が初めてもらった名刺は川上さん。 帰りしな、玄関でおねだり。うれしそうにSTEP STEPの椅子に座り、靴べらをつかって靴をはいている。立って、両手で受けとるマナーを教える。自分は渡す名刺がない。名前のあと、「無職です!」と大きな声で。 「無限の…

「わたし、算数嫌い。国語は好き」(長女) 3年、4年と新人の担任が担当して、特に4年がひどかった。日本の公立の小学校の先生の水準はここまで下がったのかと悲しくなった。割り算を間違える。それを生徒から指摘される。さらに、保護者とのごくごく基本的な…

ほしいもの

「パパ、ほしいものなに?」(次女) 和室で漢字かきとりの宿題しながら。 「うーん」 「時間?」 「お金かな」 「ママもそういってた」 「ママは、パパがお金もってくるの少ないから悲しいんだよね」 「ちがうよ。パパがんばってるから、ママもがんばらなきゃ…

心筋梗塞

「人間なかなか死ねません」 同年代の同僚。心筋梗塞から元気に復活してお話。ストレスと睡眠不足は心臓や血液にてきめんに悪影響が出るそうだ。ストレスは血液をどろどろにすると。足に血栓ができて、それが心臓まで流れて心臓を詰まらせるらしい。だから歩…

タイムマシン

「この世はタイムマシンがあるとしたら、それは音楽だ」と藤井フミヤはいった。たしかに音楽は過去に連れていってくれる。 司馬遼太郎さんの小説も、幸せなタイムマシンだとおもう。映画になったものではいけない。自分が想像を働かせる幅が狭くなる。たいて…

平等

「人間って、ほんとに平等なのかな?」(次女) 夕食のとき。身体の大きさとか、得意なことの違いとか、生まれる家庭の経済力とか、そういうのは平等じゃないのではないかと。平等にしようというのは、機会の与え方のことだと伝える。 アメリカに留学している…

人生

「頭さげるのはタダ」 「公の心をもっている人か、私の心しか持たないか。見抜いて、私の心しか持ってない人とは付き合わなくてよい。この歳になったら、人脈は断捨離していく。会いたい人にしか会わない。それ以外は時間の無駄。」 「ご縁を大切に、義理人…

会食

「会食は絶対にしない。気を使うし、1番の毒。」日経新聞にあった、安藤先生の言葉。しみじみ、やはりそうなのだ。 この6年ほどで職場の飲み会は数回しかしてない。もう誘われなくなった。ありがたい。 街中で飲むのは基本的に東京から友人が来たときと、親…

学習性無気力

心理学で「学習性無気力」という言葉があるらしい。なるほど。ぼくがこっちに帰って公私共に学んだことかもしれない。そうなるのも、よくわかる。公務員の仕事はなおさら。税金で生活させてもらう身で、やりがいなど求めてはいけない。奉仕あるのみなのだか…

子供の頃の夢

「人生とは、大人が子供の頃の夢に捧げるオマージュのようなものでなければならない」 シルヴァン・テッソン/『シベリアの森で』

宝物の手紙

深夜まで家で仕事をしていたとき、熱も出た。それでも仕事をやめないぼくに、次女が手紙を書いてくれた。熱にうなされながら、とても感動した。記念にここに残す。 「パパへ パパはすきなこんだてやものはありますか。しごとのときとか、氷(こおり)とうか…

8歳

次女8歳の誕生日。すくすく元気に、育ってくれていてうれしい。いろんなことを話せるようになり、とても頼もしい。 昨日から、長女と次女がかねてから慕うぼくの従姉妹が遊びにきてくれた。一緒に駅に迎えにいき、マルとメルを紹介して、次女の食べたいイン…

鼓腹撃壌

十八史略より。「日出而作、日没而息」。訪問先にあった香山先生が書かれていた言葉。堯帝のころ、政治が安定し、世が太平だったころの日々の幸せな暮らし。

チャンピオン

「強くて、優しくて、頭いい。最高だね」(次女) 夕食のとき、モハメド・アリの話をしたら。ベトナム戦争への徴兵を断り、ライセンスを剥奪され、7年後にジョージ・フォアマンにキンシャサで劇的な番狂わせの勝利をした伝説。息子をテニス教室にお迎えにい…

公共とは

建築家の大学の後輩である友人と「公共とはなにか」とやりとりをしてて、だとりついたぼくの考え。 「いい公共はいい土みたいなもの、な気がするね。在る。寛容で、いろんなものが元気よく育つ。ぼくの仕事は、どこか耕して、変な種や雑草が生えたら抜いて、…

この国で

春から同級の友人が二人、アメリカの西海岸に留学する。そのなかで出てきた話で「アメリカはこの10年で給料が1.5倍になっている。日本は変わっていないから、向こうの物価についていけない」という。二人とも医師で、日本では最も裕福な層に属する。海…

思い出せない

この2週間くらい、ある俳優の名前が思い出せない。顔ははっきり出ている。名前を思い出そうとすると「菅田将暉」と出てくる。君ではない。彼が居座るから、どうにも思い出せないという障害。どういうメカニズムでそうなっているのか。この現象はよくある。…