次女

馬とスイミング

「助かる?」(次女) 次女が最後の乗馬のレッスン。今月で退会。1年通って、無事5級ライセンスも取得したので一区切り。来月はスイミングもついに卒業すると決めた。 月謝がかからなくなる。ずっと気にしてくれていたみたいで上の発言。 「もちろん、とても助…

添い寝

「いちばんいいやつだ」(次女) 最近帰りが遅く、帰宅したら次女は寝ている。もう大きくなったから大丈夫かと思っているが、こないだ添い寝したら妻とぼくで挟まれてねるのが、いちばん嬉しいらしい。 長女はもう一人で寝る。あと一年半くらいで次女もそうな…

内出血

「この血は、どこにいくの?」(次女) 習字に自転車で向かう途中、段差に引っかかり次女転倒。両足や手に大きな擦り傷と内出血。泣きながら一時帰宅したそうだ。長女も一緒に連れ添って。 習字から帰ってきたころにはケロッとして逞しくなったものだと目を細…

救出

「挟まってるから、助けてあげて」 ぼくがヨギボーに横になっていると、次女が。ヨギボーとガラスの間に白熊のぬいぐるみの頭が挟まっている。ガラス越しに階段を降りるときにそれがみえたのだろう。 救出する。むかしはこのぬいぐるみに息子が「コンピュー…

9歳

次女の誕生日。今日まで従姉妹のおねえちゃんが関東から帰省し、彼女らの祖父母の家にとまていたから、ほとんど今週顔を合わせていない。本人たちは楽しい時間である。 昨日はプールに連れていけというので、一緒にいくが、プールでも姉妹と従姉妹と息子で遊…

パー

「パー出す時、こうしてる」(次女) 彼女は思いっきり手を広げると、指がだいぶそるらしい。知らない人とじゃんけんしたとき、その指のそり具合に驚くから、控えめに力を抜いて気持ち丸めたパーをつくるそうだ。そのことを知ってる友だちとやるときは、ちゃん…

それぞれの応援

息子の大一番の前夜。長女は筋肉で引き締まった息子のふくらはぎや背中をマッサージしてあげている。普段ぼくの依頼は断るくせにとつっこむと「今日は特別だから」と。次女はなぜか新聞の4コマ漫画をひたすら切り抜いて渡している。 当日の朝、食卓の上に息…

宙返り

次女、はじめてトランポリンで一回転。コーチに猿回しのような帯をつけてもらって。長女のときもそうだったな。ちゃんと回れてうれしそうだった。スイミングでも100m個人メドレーのタイムトライアルで1回目のハードルをクリアしたそう。継続は力なり。

クラゲとホットドック

子どもはまっさらな目で、世界を見て解釈しようとするから、話をしていて、たのしい。大人になるにつれ、わかった気になり、興味をなくし、観察しなくなる寂しさ。忘れていた感受性と想像力を働かせることの面白さを思い出させてくれる。 ぼくの仕事場ではた…

ピザづくり

次女との二人旅。東京で泊めてもらった友人宅での二日目のディナーでは、次女の好きなピザをつくってくれることになった。友人がピザ生地をつくり、具材を切ってくれて、ぼくがピザ伸ばし、具材を置いて魚焼きのグリルで焼く。魚焼きグリルで焼けるのか、焦…

姉妹

「パパ、寂しいと思ったことなかった?」(次女) どっこい長女が家にいないと、のびのびすると思いきや、次女は寂しいという。物を取り合うこともない。言い合いになって、険悪になることもない。相手がいないのは、それでも物足りないらしい。 「姉妹って、…

初名刺

次女が初めてもらった名刺は川上さん。 帰りしな、玄関でおねだり。うれしそうにSTEP STEPの椅子に座り、靴べらをつかって靴をはいている。立って、両手で受けとるマナーを教える。自分は渡す名刺がない。名前のあと、「無職です!」と大きな声で。 「無限の…

飛行機

次女との二人旅、東京からの帰路は飛行機。乗るのを楽しみにしていた次女。飛行機の中で食べたいと空港の売店でおむすびを二つ。手荷物検査をして、そこから空港の端の搭乗口までの距離に驚いている。鬼滅の刃のプリントをした機体をみつけて写真を撮る。 窓…

参宮橋

次女が代々木で大一番に臨んだあと、暑さと疲れで早く東京のおうちに帰りたいと。アイス食べさせてあげたくなる。観光客向けでない、街の住民が通う人気のオシャレなところ。友人が参宮橋駅そばの「FLOTO」というお店を教えてくれる。駅から住宅地の細い道を…

次女と二人旅

「新幹線って、何メートル?」(次女) 次女と二人、東京に来ている。彼女にとって真新しい世界を、ひとつひとつしげしげと眺める。数々のまっさらな視線による反応、そばでみてて微笑ましく楽しい。 リュックは昔、息子とカンボジア二人旅をしたものと同じ。…

興味の本

長女と二人で図書館にいったら、次女が読みたいから、と妹の本を借りてあげている。家で受け取る次女。よほどうれしかったのか、今度は次女と二人で図書館にいったら、姉の喜ぶ本をどっさり選んでいた。そして、姉の関心に当たっていた。微笑ましい。 借りて…

スイミング

「意外にたのしかった」(次女) スイミングの1級になって初めての回。4泳法で何往復もするらしい。「千メートル泳いだよ」。ほんとかわからないが、さすが1級である。3年くらい、見に行けていない。たどたどしく背面泳ぎをして、隣のコースにいくのではないか…

「海に入ってて、海に雷落ちたらビビってなるの?」(長女) 昨夜の雨は激しく、雷も立て続けに落ちていた。蔵で本を読みながら。横で次女が一緒に考えている。

チーズナン

乗馬で次女が一年ちかくかけて、ひと区切りとなるテストに受かった。初めて乗る馬、よく揺れると噂の馬だから緊張したみたい。初めの頃に比べたら身体が後ろに傾かず、安定して乗れるようになっている。 お祝いに好物のチーズナンを食べにいく。また間、図書…

ほしいもの

「パパ、ほしいものなに?」(次女) 和室で漢字かきとりの宿題しながら。 「うーん」 「時間?」 「お金かな」 「ママもそういってた」 「ママは、パパがお金もってくるの少ないから悲しいんだよね」 「ちがうよ。パパがんばってるから、ママもがんばらなきゃ…

帰宅

「今日、どうして早いの?」 はじめて、仕事から少し早めに帰宅したところ、階段の上から娘のどちらからか、こう言われた。夜ごはんのとき、いないのが当たり前になっている。

住宅ローン

「だからといって、死なないでね」(長女) 夕食のとき。住宅ローンの説明してて。何千万もこの家のために借りて、70歳まで働かなくてはならない。 「もし、返せなくなったらどうなるの?」と次女。家がとりあげられる。 「もし、死んだらどうなるの?」と続く…

昼ごはん

「パパはお昼ごはん、買って食べてるの?」(次女) 朝。職場でどうしてるか気になったのか。 「食堂があって、安くてまずい蕎麦とかうどんとか食べてるよ」 「さいあくじゃん」 「さいあくではないよ。あたりまえ。うまくて高い、これもあたりまえ。安くてう…

知りたいこと

「ドラゴンボールで、知りたいこと、なに?」(次女) 次女はフリーザの年齢。ぼくは亀仙人の生い立ちと答える。

記念

今日は初めて次女がメダルを手にした日。おめでとう。ただただ緊張をほぐすように側で声をかけ、寒いから羽織るものをあげたり、あずがったり。それが功を奏したかはわからないが、セコンドのように横に寄り添った甲斐をかんじた。パパと一緒にいるのが恥ず…

11歳

長女11歳の誕生日。中庭の紅葉は、新しい葉っぱを赤々と広げた。空の青と赤の鮮やかなコントラストが気持ちを晴れやかにする。 今日は早く帰る。夕食を家族5人で食べて、ホールケーキで祝う。プレゼントは「なにかほしい気もするけど、なにもほしくない気…

アップルパイ

次女と買い出しにいき、アップルパイをつくる。ママが息子の遠征、泊まりがけの応援から帰ってきたのに合わせて焼けるように。 ママが喜ぶかなと楽しみに、ニコニコつくる。美しい感情だなぁ。ママが喜ぶ顔をみて、うれしそうにしていた。 初めてで、レシピ…

学問

「学問って、なに?」(次女)。夕食のとき。勉強より、学問をする方が楽しいという話をしてるとき。いま学校で習っていることは、世界を、自分を解釈する術。過去の幾多の天才たちの人生をかけて得た研究の一端を、分かりやすく得ている。なんとも贅沢な話だ…

淡い約束

「ハワイ、連れていってあげるね」 次女がまたお風呂でそういってくれる。 オアフ島でなく、ハワイ島がいいと伝えてみた。

キツネの目

「キツネの目は、なんで細いの?」(次女) 食卓で。朝食のとき。マルは朝日が当たるところでまどろむのが好きだ。今日は青空で、朝日がさんさんと書院に注いでいて、畳の上で顎をつけている。普段クリクリの目が細くなっていて、見慣れない顔つきになっている…