次女

淡い約束

「ハワイ、連れていってあげるね」 次女がまたお風呂でそういってくれる。 オアフ島でなく、ハワイ島がいいと伝えてみた。

キツネの目

「キツネの目は、なんで細いの?」(次女) 食卓で。朝食のとき。マルは朝日が当たるところでまどろむのが好きだ。今日は青空で、朝日がさんさんと書院に注いでいて、畳の上で顎をつけている。普段クリクリの目が細くなっていて、見慣れない顔つきになっている…

ひまご

「パパ、ひ孫にあってね」(次女) 彼女の宿題。0歳から8歳までの彼女の様子と、そのときの親の気持ちをインタビューして作文するというもの。0歳のときのアルバムを久しぶりに見返してスタート。みんな小さくてカワイイ、まさに黄金期であった。この時期…

平等

「人間って、ほんとに平等なのかな?」(次女) 夕食のとき。身体の大きさとか、得意なことの違いとか、生まれる家庭の経済力とか、そういうのは平等じゃないのではないかと。平等にしようというのは、機会の与え方のことだと伝える。 アメリカに留学している…

満腹

「メルって、お腹いっぱいにならないのかな。ずっと食べられるのかな」 たしかにエサがある限り、ずっと食べてそうだ。 「とんどん太っちゃうよね。そのほうがガリガリより丸くて可愛い」

パジャマ

「パパ、パジャマないの?」(次女) 寝床で。寝かしつけのとき。 「いつもパーカーだもんね」

はじめての絵の具

「人間がはじめて使った絵の具、何色?」(次女) 車の中で。『日曜美術館』で北海道の風景画家の話をみて。「緑色」と長女。 たまたま、ぼくかその日読んでいた本、山極壽一さんと鷲田清一さんの対談のなかで、出てきた。7万5千年前のブロンボス洞窟。赤の鉱…

名前の由来

次女の学校の宿題。産まれたときのことや、名前の由来を調べるというもの。名前には、たくさんの思いを込めた。音も漢字も、いろんな素敵な意図が重なっている。かみしめるように耳を傾けてくれる。次女は自分の名前が大好きらしい。嬉しいことである。 産ま…

腹痛

「走ると、なんでお腹の横、痛くなるの?」(次女) お風呂で。スイミングで、バタフライの練習が始まった。腰をくねくねして、足を同時にバタバタさせるのが新鮮だったそうだ。2級になった。

熱でうなされた。いろんな頭の中に断片的に沈澱していた思考が浮き上がってきて、独り言をずっといっていた。喘息で呼吸困難。息をすることだけに精力を使い、寝れもしない。単純計算で12時間で1万5千回の呼吸をするために、たた息を吸い込むこと苦しみなが…

クリスマスプレゼント

今年のこどもたちのクリスマスプレゼントは、ワイヤレスイヤホン、オイルパステル、かわいい財布。次女が手紙に書いた「ママにも」はヨガマット。

合格

次女が、ついに水泳の2級になるテストに合格した。息子のときから鬼門の級であることは知っていたから「何回落ちても気にしない」とアドバイスしてきた。 昨日のテストの前は心が折れて「もうやめたい」と言っていると妻から連絡あり。本人の意向を尊重して…

外国名

「もし、あたしが外国の人だったら、どんな名前つけてた?」(次女) 食卓で。友人でプランチェスコという名を持つ子がいるらしく、自分もほしくなったようだ。

大小

「ものすごく大きい人と、小さい人、どっちになりたい?」(次女) お風呂で。次女は、小さい人になって、ポケットに入りたいそうだ。

ドライヤー

「ドライヤーして」(長女) お風呂上がりのドライヤーを毎日のようにお願いされる。その間、長女はコナンを読んでいる。つかのまの美容室タイム。続いて次女がきて、次女はスラムダンクを読んでいる。ぼくも覗き込んで一緒に読む。海南と湘北戦の終盤。最高…

整頓

息子がいない外食はおそば屋さんが候補になる。息子は好んで食べないが、ぼくは大好きなのだ。 とある休日、妻と娘たちと蕎麦屋へ。マルがいるから妻と娘たちを先に行かせて食べてもらう。ぼくは妻と長女と交代で店に後から入り、マルを引き継ぐ。次女は店に…

家の数

「地球におうち、何個あるかな」(次女) 快晴の週末、マルとメルと妻と娘二人と子ども園まで散歩。帰り道、次女をおんぶする。丘の上の階段から街を見下ろす。並木の紅葉、家々の屋根が夕日に照らされて美しい。次女がこの質問。 しばし考えて、「地球の人口…

夜の散歩

娘ふたりと夜のマルの散歩。結婚式場のライトアップがきれいで、なかで披露宴をしているのがチラッとみえる。娘たち、特に次女がキラキラした目で見てる。自分のときもパパママが来やすいようにここであげるといってくれるが、どこでもいいよと伝える。結婚…

スポーツ大会

次女は学童のスポーツ大会。パン食い競争で1位になったり、綱引きと玉入れでチームで勝ったりしたのを生き生き話す。 結婚16周年のお祝いでみんなで焼肉。長女が美味しいとお気に入りのいつもの焼き肉屋さん。 ようやく、コロナ禍の影響はほぼなくなって自然…

小さいママ

「ママって、こどもの頃、あった?」(次女) 夕食のとき。

孝行次女

「この世で一人も保育士になりたい人がいないこととか、あるかな?」(次女) お風呂で。そのときは自分がなると。 「パパ、おじいちゃんになったら老人ホームはいる?わたしがいるところに来たらいいよ。こなくてもいいけど」 老人ホームで働くとも急に言い…

ジェネシス

3回目の乗馬で出会い、次女が好きになった馬。やさしいのだという。顔を撫でたらほかの馬は口をパクパクさせるけど、ジェネシスは大人しいと。

コナンとペットボトル

長女がダイニングテーブルにあったぼくが飲み終わった500ミリリットルのコーラをキッチンに持っていって、ラベルを剥がしてゴミ箱に捨て、水でゆすっている。 「ありがとう」とお礼をいうと「ちがう。これがやりたい」という返事。 水を満タンに入れて、また…

お湯

「ねぇ、お湯は何ででるの?」(長女) 次女がお風呂に入っているとき、洗面所で。ぼくはワクチン打ったので一緒に入れないと次女につたえると、「えー」っと悲しい声を上げて一人お風呂にとぼとぼ行くので、洗面所にいてあげることにした。横で長女とこの会話…

はじめて

次女がトランポリンで「よつんばい前宙」できたとうれしそうだった。

まーじゃん

「まーじゃんって、どうやるの?」(次女) 浪人時代の友人とオンラインで休日にやっていたら、娘たちのぞきにくる。 麻雀のルールをいざ説明しようとすると難しい。 「こうやってとったら捨てたりして、できるだけ、美しいなぁ、よく作ったなぁっていうハイの…

大人になったら

お金ナイナイと言ってるから、次女が「将来、私があげるね」と。 「もしもね、子どもができたら、その子にあげな。子どもできなくてもいいよ」 「そうする。子どもできなかったら、パパにあげるね」 「そのときはちょうだい。ハワイ行こう」 「うんうん」 横…

呼び捨て

「なんで、男子って話したこともないのに、呼び捨てするんだろ」(次女) お風呂で。

チョコ

「パパ、バレンタインのチョコ何個もらったことある?」(次女) 寝るとき。直前まではまっている恋愛ものの本を読んでいたから、そこで出てきたのかな。

宝物の手紙

深夜まで家で仕事をしていたとき、熱も出た。それでも仕事をやめないぼくに、次女が手紙を書いてくれた。熱にうなされながら、とても感動した。記念にここに残す。 「パパへ パパはすきなこんだてやものはありますか。しごとのときとか、氷(こおり)とうか…