名前の由来

次女の学校の宿題。産まれたときのことや、名前の由来を調べるというもの。名前には、たくさんの思いを込めた。音も漢字も、いろんな素敵な意図が重なっている。かみしめるように耳を傾けてくれる。次女は自分の名前が大好きらしい。嬉しいことである。

産まれたときの気持ちも書く。帝王切開で産まれた。看護師さんに取り上げられたとき、すぐ泣かなくて、背中をポンとたたかれた。そしたら「オンギャー」と泣いて、みんなほっとした。そのあと、ぼくが抱いた。とてもうれしかった。

ガラス越しに、息子が長女をおんぶして、ガラスに顔をつけて次女の顔を覗き込んでいる写真がある。

翌日おっぱいを飲みに来た次女を、息子と長女それぞれ順番に、そっと抱っこした。顔を擦り寄せたり。長女が少し、遠い目をしていた。息子が長女が生まれたとき、抱きながらしていた目である。

みなそれぞれ、大きくなったものだ。