息子がいない外食はおそば屋さんが候補になる。息子は好んで食べないが、ぼくは大好きなのだ。
とある休日、妻と娘たちと蕎麦屋へ。マルがいるから妻と娘たちを先に行かせて食べてもらう。ぼくは妻と長女と交代で店に後から入り、マルを引き継ぐ。次女は店に残り、ぼくが食べているかたわら、自分たちが食べた分の食器をまとめて揃え出す。
「このほうが片付けやすいから」
と同じ種類のお皿を重ねる。
自然とそれができるのはすばらしいと褒める。
家でも、洗面台の下の収納の雑貨類を細々整理してくれる。そらを進んで無理なくできる、我が家では唯一無二の貴重な存在だ。
マルは高台の見晴らしのいい公園に連れて行って大いに走っていた。