目玉焼きの皿

今朝次女がホットケーキを食べていた。ぼくはご飯があるから目玉焼きを作ることにした。「目玉焼き、食べる?」

「うん」

「ごはんの上に乗せる?」

首を横に振る。目玉焼き単独で食べたいんだ。

 

できた目玉焼きを、ホットケーキのお皿を転用しようと「お皿ちょうだい」と手を出すが、まだ次女の右手にはホットケーキの一片があった。お皿を取りあげたら、戻す場所がなくなる。仕方なく手を引っ込めて、新しいお皿を出すことにした。

一連のぼくの動きをみてさっしたのだろう「新しいお皿だしたら、洗い物増えるよ」の一言。

なんならいま彼女が手にもってるホットケーキ、そのままエアーでなんとかするくらいの心意気をかんじた。

「いいよ、大丈夫」と新しいお皿に目玉焼きを乗せて出す。心意気は心意気で返すのだ。

そんな気遣いまでできることに感心すると同時に、普段妻とぼくがどれだけ新しいお皿だすことに緊張感を与えているかもわかり、やや反省した。