質問攻めにあっている。
「シケイってなに?」(長女)
お風呂で。
「ほんとは悪いことしていないのに、シケイになった人っている?」
「シケイない国は、一番悪いことしたらどうなる?」
死刑をなくそうとしている意見もある、日本は死刑があるけど、無い国もあるなど。復讐のための死刑をしても、スッキリはしないと思うと長女。長女が思いつく一番悪いことは「家を一軒まるごと盗むこと、ウフフ。」
「パパは、死刑ないほうがいいと思う?」の質問に考え込んでしまう。
「ハロー警報ってなに?」(長女)
朝、車で送迎する車内で。嬉しそうである。
「電気椅子って即死やん、首吊りの方がつらいよね。首吊りのとき、それをやる人つらいでしょ、その辛さを和らげる工夫ってあるん?」(息子)
死刑について娘たちと話をしていたら。妻がボタンが複数あることの説明。
「テンノウって、何?」(長女)
お風呂で。何のためにいるのか、偉いのか、神様なのか、王様なのか。家は大きいのか。自分はなれるのか。
「最初の天皇ってどうやってきめたの?」
「なんで、男しかなれない?」
国のカイギに出る人たちがいつか決めたというと、次女がすかさず「それって、男がきめたん?」とつっこむ。相変わらず鋭い。
たしかに、国のカイギに出る人はオッサンばかりというと。
「自分が男やからやん。ずるい。」
パパが天皇なら、次は兄ちゃんで、「次は?女の子しか生まれなかったらどうなる?」
パパや兄は天皇になることは絶対ないが、君たちは皇族に入る可能性はゼロじゃない。
「大きな家に住みたい」と長女。
「んじゃ、農家になったら?」
「農家って、1人しかおらんの?」と次女。
「国のカイギに出られる人って、どうやって決まるん?」(長女)
一人一票もってて、応援して、たくさん応援された人。応援されるにはどうするのか自分から手をあげるのか。どれくらいの人が手を上げて、どれだけの人がなれるのか、など。女性はどれだけいるのか。長女の同級生のママが一人いるから身近に感じている。風呂からあがり、息子に国会議員のちゃんとした数を教えてもらう。参考書を紐解いて教えてくれる。妻が「臨時国会ってどうやって開けるの?」と続いて質問している。
子どもたちにはちゃんと選挙に行く子たちになってほしい。奇しくも、今日はアメリカで前代未聞の大統領による暴動が起きた日だ。
「温かい手だと、あまり怪我しないの?」(次女)
寝床で。寝かしつけのときに次女と手をつなぐと「パパの手、あたたかい。」
「パパ、冷たい?」と訊くからうなずくと笑う。そして上の質問。
「パパ、手がきれいだから」
質問にはちゃんと向き合ってあげてと妻がいっている。テレビのない我が家には、これが子どもたちにとっての番組。大事な時間。