次女が大事に書き溜めているカワイイとおもうファッションのスケッチ。他人にはあまり見せていない。
夜、川上元美さんの作品集をみたりデザインの話をしていると、「ひらめいた」とiPadのプロクリエイターでまたひとつ、椅子のデザインを描き始めた。
自分でつくることは楽しい。なんでもまず描いてみることを褒めると、「お前ならわかってくれるか」という気になったのか、こっそり披露して1ページずつ説明してくれる。靴やポーチまで、トータルに描かれて素材感や細部に対しても書き込みがある。こういうことに、いま前のめりで、興味があるのだな。微笑ましい。大事にしてあげたい。
森の教会で結婚式を挙げている女性のドレス。
森の教会といえば。検索してスコットランドのアスプルンドの礼拝堂をみせる。森の墓地のベンチのデザインも。
「死ぬまでに、行きたいところ」
「何番目?」
「二十番目以内には入るね」
「一番は?」
一番を尋ねられたら、悩む。
「私もここ、行ってみたい」
本棚から川久保怜さんについての本を出して見せてあげたり、現代デザイン史の本をみせたり。「この服、いいの?」
パパのダボダボのジャージかそうだというと「古くなってそうなんだと思った。デザインなんだ。パパ着てると、そうは思わなかった」と正直な感想。
「本がたくさんあるの、いいね」