参観日

ひさしぶりに、たまたま長女と次女の参観にいけた。小5と小3。ともに算数の授業。次女はぼくを見つけたらうれしそう。先に教室の後ろにいる妻を指差して教えてくれる。ぼくは廊下からみる。何度も目が合い、その度に手を振ってくる。25分くらいして、長女の教室にいく。一番後ろの列。体のサイズが周りより一回り大きい。「デカい女」と男子から言われているという話を思い出す。

視線は合わない。ぼくを見つけているのかどうなのかもわからない。たぶん、知らんぷりをしている。2学年のちがいでこうも変わるのか。次女も2年後はこうなっているかとおもうと寂しくなる。

また次女の教室に戻る。また手を振ってくれる。

授業が終わって、教室から出てきた次女と話す。パパは乗馬に姉をつれていくこと、次女は学童にいつものように行くことを伝える。「わかった」と頷く。その日が初めて、長女だけの乗馬の日。うけとめたようだ。妻が後半こなかったことが寂しかったそう。

長女のクラスにいく。下校の準備をしながら友だちと固まって話している。手招きすると廊下に出てくる。

「一緒に帰る?」

「いい」

友だちと家に帰るという。一瞬で業務連絡は終わり、また教室に入っていく。

一人校舎を出る。こうなるなら次女と帰ればよかったとおもいつつ、家で長女の帰りを待つ。

次女からはクラスの友だちから「パパ大きいね」とたくさんいわれたという報告。パパが近くにいることが当たり前の、あと2年もないこの愛らしい期間をかみしめたい。