あったかい

「パパ、あつくないん?」(長女)

夕食時に長女と次女が小さいころの記憶、何を覚えてるかという話になったところ、長女が「泣いて、パパに抱っこされているとき」を覚えててくれているそうだ。また赤ちゃんの頃。

「あったかかった」と長女。

「パパって、あったかいよね」と次女。

「うん。今もあったかい」

ぼくがあったかいのは共通認識のようだ。そこで出た長女の上の質問。

「あつくは、ないよ。」とぼく。

「じゃ、さむい?」と即座に返ってくる。

「いや、さむくもない。」

「ふつう?」

「うん、ふつう」

冷たいといわれるより、うれしいものである。しかもそれが記憶に残ってくれているなら。