リンス

「ねえ、パパはリンス、する?」(次女)

お風呂で。いつものリンスがなくなったので、棚から新しいリンスをとってくる。LUX。長女と次女は新しい種類だと喜ぶ。長女が珍しく「今日は自分で洗う」とシャンプーもリンスも身体も一人で洗うと宣言し、実際にそそくさとやってしまった。LUXが「いいにおいだ」と喜んでいる。いつもぼくはリンスしてからすぐに流すのだけど、だれに習ったのか本当はリンスはしばらく時間をおいてから流したほうがよくて、身体を洗ってから一緒に流すのがいいのだと説明される。実際にそうしている。次女は逐一聞いていて、次女も今日は「自分で洗う」といいだす。長女の影響力はすごい。そう宣言したときにぼくが「助かるね〜」といったのもいささかあったのかもしれない。そして上の質問。長女が「パパにリンスしても意味ない」と笑う。

「じゃ、シャンプーもしていないの?」

「シャンプーはしている」

次女の疑問ももっともだ。

次女もリンスの香りが気に入ったようだ。ぼくの鼻に近づけて嗅がせてくる。だれかはわからないが、オバサンを思い出す香りがした。