朝食も朝庭で食べた。アブらしき羽音がして、次女が「この音いやだ」といって逃げてぼくの背中のところにくる。
「いやな音なのは、刺されて危ないから逃げてね、って感じるためなんじゃないかな。いい音だったら、近づいていっちゃうでしょ。危ないものに。」とぼく。
「なんで危ないといやな音だと思うんだろ。だれにも教えてもらってないのに。」と不思議がる。
パパもいやだと思うし、パパのパパもいやだと思っていただろうし、そうやって親から知らないうちに教えてもらっている、みたいな説明したら「すごいね」と感じ入っていた。