豚と犬

次女の7歳の誕生日は海沿いのキャンプ場にて。

「海の水を汲みにいきたい」と2リットルのペットボトルを持って、長女と次女と海に行く。波打ち際でペットボトルに水を入れ、貝殻を拾い集める。大きくなったものだ。

最近はパパがどんな気持ちを言い当てることが多い。思慮深い子に育っている。

お風呂で次女が先に上がり、身体を拭いているときにぼくがそのあと上がると、バスタオルを手渡してくれる。

先日ぼくが犬に指を噛まれて出血したあの傷がどうなったか心配してくれる。

長女がご近所さんにぼくが朝大きなオナラをした話をした。

あとで「パパ、あの話されたらいやだった?」と質問をしてくる。

「みんなが笑ってくれたから、いいよ」と答える。

「みんなが笑っても、ほんとうはいやだったでしょ。」

車の中で『紅の豚』の映画をみて、いまは『101匹わんちゃん』を見ている。

夕食はご所望のピザ屋がお盆休みで、いつものファミリーレストランにいく。ハンバーグを食べる。ハッピーバースデーの歌を「歌ってほしい」とリクエスト、店員さんと一緒に歌って、プレゼントのアイスが出てくる。

プレゼントに欲しかった弓矢は先日長女が木の棒と糸でつくってくれたから、他のものにすることになった。また思いついたら伝えてくれることになっている。

「もう一生、6歳になれない」と帰宅したおうちでつぶやく。

誕生日だからと奮発していつもは食べないサーロインステーキにぼくもあやかったが、その後腹痛。こちらは歳である。