「だれが、ハイター入れたの?」(次女)
朝食のとき。コストコのロールパンが、日がたち、かちかちになっている。
「からだのなか入ると、また柔らかく大きくなるのかな」と次女。
「胃袋のプールに浸かるからね」とぼく。
「でも噛み砕いてるしね」と妻。
消化して、小さくなって、体に吸収されることを説明。ではその「消化」って、なんだという疑問が彼女の中に湧いた。パンは、消えるのか?
「胃の中にハイターみたいなのが入ってて、それが溶かしたり分解したりするんだよ」
そしたら、上の質問。顔をしかめながら。そして、そのハイターは私の身体の中にいつ入ってきたんだと。
「同じもの食べて、同じように吸収してるのに、お姉ちゃんと、ちがう私になるのは、なぜ?」
「遺伝子っていう設計図がもともとあって、食べて栄養になって、その設計図が形になっていくからじゃなあかな」
んじゃその「遺伝子」ってなんだ、となる。
性格とかは、環境でまた変わってくるよね、など。