むかしの自分

前職の先輩が16年勤めてついに卒業すると連絡があった。いつクビになるか分からないヒリヒリした環境のアメリカ企業でそれだけの期間を働いたというのは、カロリー消費でいえば日本企業で働く3倍くらいの期間に相当する気がする。すごいこと。

見送る同僚から、卒業のパーティーのために作った映像を共有してもらう。ぼくもたくさん出ていた。懐かしい。特に、上司の送別のときにみんなで行った二次会のカラオケの場面。肩を組んでみんなでgreenを歌っている。元気出た。いろいろあったけど、あの頃は仕事仲間がいて、よく飲みにいき、こうしてエネルギッシュに仕事の成果を求めながら楽しい時間をすごしていた。いろいろ大変だったけど、頑張って、評価され、引き抜かれ。充実していた。

東京だからこその環境、ご縁。学習性無気力で職場でなるべく口を開かなくなったいまの自分とは別世界。キラキラした若い頃もあったんだ。忘れていた。元同僚に感謝しつつ、一日でいいから戻って、今の自分に生気が残っているのか確かめたい。魚から、苔になった。そんなな変化。静かに、おとなしくなった。食べる量もついに最近減ってきた。いいこと。