「痛くないの?」(次女)
次女をパズル教室に迎えにいく。車にもどってきたなり、「これもらったよ」とカードを見せる。チーム戦で優勝したカードらしい。とてもうれしそうである。買っておいたおいなりさんを食べながら、ラプンツェルの映画を観ながら帰る。
そのあと、久しぶりに次女と二人でお風呂にはいる。学校も学童もパズル教室も楽しいらしい。妻にもカードを見せる。
はじめて歯がグラグラになってきて、痛いと泣いている。下の前歯。奥の歯茎からは永久歯がすでにひょっこり生えている。ほんにんも気になって鏡をみたりいじっているが、痛みはとれない。
「歯医者いく?すぐに抜いてくれるよ」と提案したら、涙ながらに上の質問。
「抜くのはすぐ。でもそのまえに注射をちくっとする」
歯医者も今の状況も、どちらもいやなのだろう。うずくまって返答がない。
うれしいことと悲しいことひとつずつ。これから何本も抜けるかとおもうと気が遠くなる。でも、息子も長女も乗り越えている。過ぎればそんなもん。