インサイドキック

息子が寝床で昔の記憶を話してくれた。こっちでサッカーを改めて習いはじめて、まだ最初のころの話。小学校1年くらいか。

インサイドキックってあるやろ、あれ、最初コーチが『堅いところで蹴れ』っていうから、つちふまずのちょっと上のところあるやん、あそこで蹴るんだけど、おれ最初『堅いところ』探したら、くるぶしだったから、くるぶしで蹴ってた。痛いし、うまくいかないし。」

くるぶしの点で蹴っていたことになる。聞けば、その日のうちにコーチなりに修正されたかとおもったら数ヶ月やり続けていたらしい。その間、痛いしずっとうまく蹴れないと思っていたそうだ。なんという無駄な期間。やがて、おかしいなと思って正しいところで蹴るようになったそうだ。

生真面目というか、素直というか。やや心配になる。楽しんではいたから、いいのだが。