「だって、おれ下手やもん」(息子)

明日の部活の練習試合。出られるのかなと尋ねたら「無理だ」と。暗い声。まだ始めて半年だが周りは経験者も多い。下手くそと罵られ、褒められることも少なく、差を感じる毎日なのだろう。

厳しい部活で休みもない。頑張ってるけど周りはうまいし自信を持てないのだろう。このスパルタ軍隊部活に中学生活の大半を捧げることになるだろうが、彼が楽しいのならいいのだが。自信を持てないまま、控えでいいやと諦め、自分に折り合いをつけるようにならないことを祈る。

上には上がいる。それをわかった上で、自分を律して努力することは素晴らしい。彼の夢中になるところで思いっきり、自分で意味を見出し、自発的にやってほしい。結果がどうあれ、自信がつくだろう。

何事もやらされるのは意味がない。試合に出て活躍し、勝つことに憧れるのもわかる。だけど、それだけが全てではない。都合のいい駒になるな。周りをみわたし、謙虚に学びつつも、自分を信じて、自分の気持ちも大事にして、貫け。