「ね、『なむあみだぶつ』って、どういう意味?」(次女)
ドラえもんを読みながら。
「お坊さんがいう言葉」と説明したら、「どういう意味かを聞いている」と問いただしてくる。
「人生いろいろ起こるけど、仏さんのお導きってことかな。仏さんありがとう、って。」
「よくわからない」
「パパも、よくわかってないからね。仏さまというのがいるのだよ。」
彼女たちのひいおじいちゃん、僧侶だったぼくの祖父が毎日寝る前は必ず「なむあみだぶつ」、音としては「なんまんだぶ」と繰り返し唱えていた話。添い寝するぼくの耳にもしっかりとあの声は残っている。せっかくなので祖父の写真を見せてやる。お寺で法話している写真、袈裟をみにまとった写真。
「仏さんのお導き」は祖父の言葉。
長女も隣で一緒に聞いていた。