2022-01-22から1日間の記事一覧

若さと老い

若い人と老いている人のちがい。必ずしも年齢ではない。一緒にいて、元気が湧いてくるひと。その人は若い。一緒にいて、生気が吸い取られる気がする人。その人は老いている。ある時点で、生きながらえるために生気を吸い取る。組織も、そうだ。若い組織にい…

面白くない話

面白くないと感じる話の条件は2つ。ひとつは、抽象的な話。たとえば政治家や役人の挨拶、あるいはコンサルタントの提言。もう一つは、自分は痛みを追わない無責任な立場からの話。たとえばテレビ番組のコメンテーター、匿名のSNSの投稿。 逆にとらえよう。…

次のしごと

「父ちゃん、図書館つくったら次何するん?」(息子) 夜こたつの中で。わからない。息子からだけでなく、いろんな人から最近この質問がくる。 辞令次第。公務員の宿命。図書館をつくる仕事は大変だったが、やりがいもあったし、自分が活かせたし面白かった…

自作

長女がマジックペンでおみくじを自分でつくって、くじも景品も看板もつくって、次女に引かせて遊んでいる。景品はきれいな自作のイラストやオリジナルステッカー。ぼくも1つ引かせてもらった。あたりはずれなので、正確にはくじ引きであっておみくじではな…

優しさ

「すっごく頭いいけど、すっごくいじわるな人と、すっごく頭わるいけど、すっごく優しい人だったら、すっごく頭わるいけど、すっごく優しい人がいい」(次女) 寝るときに。自分で選択肢をつくって選んでいた。ぼくもそれは正しいと思う。補えるのは頭の良さ…

おれんち

「あ、おれんちや」(息子) テニスの送迎の帰り。いつもの坂道を下る。左が崖地で、川を挟んで向こう側の街が一望できる。ぼくの家はさらにその奥の小高い丘の上。息子はコンタクトをして、遠くまでみえるようになったのだろう。自分の家を発見して大きな声…

読書めも〜『建築の難問』

『建築の難問』/内藤廣/みすず書房/2021 一気読み。心にのこった内容。 ・建築を、建築家一人の仕事だと捉えるのはメディアの勝手だが、表面的な理解でしかない。建築家は神様ではない。実際は多くの名前が出ない人たちの尽力が、その価値を生み、建築を…