帰り道の質問

降園も晴れ間だったから自転車で迎えに行った。自転車に乗せて家に帰る。もう次々質問が飛んでくる。

タンポポをみつける。背の高いやつと普通の地べたに生えるやつ。

「ねえ、このタンポポとあのタンポポ、何が違うの?っていうか、あれタンポポ?」

タンポポを持って帰ろうとするが、ハチがいて断念。

大きな葉っぱ、楓だろうか。道端に落ち葉がたくさん。大きくてきれいな色のものをみつけたらうれしそうに拾う。

「なんで、黄色くなるの?」

ゴミステーションの脇に花壇がある。

「だれがやったの?なんで?」

電柱をみて。

「これ、なんのためにあるの?」

「電気はどうやってつくるの?」

「道路ってだれがつくってるの?」

途中に老人ホームがある。ここに園児で歌を披露しにきたことがって、とても喜んでくれたそうだ。

「なんで、おじいちゃんとかおばあちゃんはここにくるの?」

「みんなでいた方が楽しいからじゃない。パパもおじいちゃんになったらここにいるかもよ。」

「そしたらそのときの年長さんが歌いにくるかもね。」

その並びに結婚式場がある。

「ね、結婚式ってなでこんなに大きいの?」

道向にお花屋さんがある。

「あ、お花屋さんだ。いいなぁ。」

看板が石でできていて、刻印されている。

「なんで石に掘ろうと思ったんだろ。」

家の近くの崖沿いの道。崖には草が生えている。ブタクサの黄色い花だったところが綿になっていることを発見。

「ね、この崖も道路みたいになっているの?」

「土だよ。」

「この草とか、最初に植えた人はだれ?」

家についたらママが帰ってきていて、うれしそうであった。