朝保育園に行く前の次女。お絵かきを始める。
「みて、この洋服かわいい?」
ドレスを来た女の子。ディズニー・プリンセスのようなドレスだ。花柄のもの、胸元がX字の紐になっている中世ヨーロッパ風のものなどいろんな種類のドレスを描いている。
「それがいい?」
皿を洗っているぼくに聞いてくるので「花柄」と答える。
「こっちのほうがかわいいとおもう」とヨーロッパ風のものを示してくる。
ときどき、考え事をしていて適当に返事をしていると「聞いてる?」と詰問される。
階下にいって洗濯物をたたみながら保育園に送るスタンバイをしていると「できた」といって絵を見せに来る。紫色の長いドレスを着た女の子に仕上がっている。
「靴がないね」と指摘したらまた席に戻り、長靴を何種類も描いてきた。赤色、黒色など。自分のお気に入りもすでに決まっている。
「頭タオル、どれがいい?」
絵ができて満足してから、ようやく保育園に持っていく準備にとりかかる。
「このスティッチのでいいじゃん。」と選んであげると、
「小さいじゃん。いい。自分で選ぶ」とまた自分の好みのもを選んではセットしていた。
質問してくるものの、もう結論はあるんだな。これからは「どれがいいとおもうの?」と答えるより先に聞いてみよう。だいたい正直に答えると彼女のお腹の中にある「答え」とズレることを今朝点検できたし。