お兄ちゃん

ご近所の小さな3歳の男の子、息子になついてくれているらしい。家にきて息子の名前を大きな声で叫ぶ。宿題中の息子も「進まないなぁ」といいながら玄関に降りて行き、相手をする。肩車をしたり、散歩に連れ出したり。小さな子に優しく相手をするのが好きである。

一方、その子が昼寝をするからと一時帰宅すると「長く寝てくれたらいいな、宿題できるし」と呟いていたそうだ。

夜にその話を妻としていて、その子がいまの息子の年齢になったら、息子は21歳だと気づく。

「息子が3歳だったのはついこないだの気がするから、成人するまであっというまだな」とぼくがいうと、「3歳だった頃は、ずいぶん前の気がするなぁ」と妻。見解のちがい。あっという間より、ぼくもそうだといいのだけど。