アリとタイヤ

「ねぇ、なんで地球って丸いのに、丸くないの」(長女)

寝床で長女が尋ねてきた。丸いって、感じないし、丸い上に家は建っているのに、なんで倒れないのという疑問。

「小さなアリが大きなタイヤの上にいるとする。そのとき、アリはタイヤを丸いっておもうかな。」

少し考えて、「思わない。」と返ってくる。

「人間と地球も、それと同じなんじゃないかな。」

「ふうん」

またしばらく間があって、「じゃ、おやすみ」といって、数分後には寝付いた。

この子はほんとに寝付きがいい。