「青い目の人って、いるの?」(長女)
寝床で。久しぶりに娘二人を寝かしつける。お風呂で世界史コナンを読んで学んだことを教えてくれる。
「王様にはいい王様と悪い王様かいる」と長女。
長女からマリー・アントワネットやガリレオ・ガリレイという名前が出てきたからガリレオは一人地動説唱えて処刑されちゃった話をしたら「ひどい!」と二人とも怒る。
「そのときはだれも宇宙にいったことないし、地球の形も丸いってよくわかってない。」
「えーっ」と次女。
「そうそう」と長女。むかしは大きな亀の上にさらに亀がいて、その上に人間が住んでると思ってたんだよね、と。どこかで読んでおもしろいとおもったらしい。
「はじめて宇宙いったの、アメリカ人でしょ?アポロ11号とかで」
長女がきく。月にいったのはそうだけど、初めてはガガーリンだと教える。
「地球は青かった、といった。有名な言葉」
「それでみんな、そう信じた?」と次女。
「そう」
「そのとき白かったといったら、白いとみんな、信じてたんだね」
「そうだね。雲は白いしね」
「雲って、なに?」と長女。
「『宇宙写真』という本があるから、みてごらん」
「知ってる。でもあれブラックホールとかあるから怖い」
次女は知らなかったようで「読みたい」と目をかがやかせる。
奇しくも青い目から青い地球の話。