ほんとかな

次女とスーパーで買い物をして駐車場にいく。数字を読めるようになった次女は我が家の車をみて、ナンバーを読み上げる。

「後ろはどうだろ?」

「同じだよ」

「エー。ほんとかな」

最近、この「ほんとかな」という言葉をよく聞く。

車の後ろに回る。この目で確かめないと気が済まない。いいジャーナリストになりそうだ。信じてくれよ、とたまに思うけど。

「ほんとだった」

うれしそうに報告を聞いて、車に乗る。スッキリした顔をしている。

「ママの誕生日なんだよ」

「ふうん」