月と歯磨き

昨日はワンオペの丸一日。夜、キッチンでシチューを作っていると、前の大きな窓から半月が綺麗に見えた。そのことを娘たちにいうと「わたしは知っとる。さっきみた」と長女。次女は見てないとのこと。

長女が電気を消してみようと、キッチンとダイニングの電気を全部消す。次女はぼくの背中に来てへばりつく。肩に小さな手が乗る。暗いのが怖いようだ。

暗い空間からみる月はなんとも明るい。まわりの動く雲が月に絡みつき、周囲に乱反射させている。長女はこの幻想的な月灯りの良さがわかるらしいが、次女にはわからないようで、もっと見ていたかったが、早く点けてとリクエストするから、元に戻す。背中にしがみつきながら、肩にのる小さな手。

以前満月のとき、次女は満月に「美味しいよ」とご飯をおすそ分けしようとしていたことを思い出した。

ワンオペではなかなか手が回らないこともあり、息子にヘルプをお願いした。次女の歯磨きや、デザートの梨を剥いて振る舞うこと。文句もいわずやってくれた。次女に「お兄ちゃん優しかった?」と聞いたら「うん」といっていた。

スーパーで買ったみかんが腐っていたことを次女が発見。慌ててスーパーに行って返金してもらう。家に戻ると新しいみかんになってるとおもった長女次女がガッカリしていた。お詫びのティッシュをもらってきて、不思議そうにしていた。

寝床で娘たちに大好きといいつつ言われつつ寝かしつけ。しあわせでしかない。ドラゴンボールを読んでいた息子も早く寝床にきて、マッサージをしてくれる21時半にはみんな寝た。すこぶる順調であるが、娘たちはママに会いたいという気持ちを我慢していたのは節々にわかる。早く寝たらあっというまに明日の朝になって、そしたらママいるよ、という言葉が効いたのかもしれない。