目を閉じて

死ぬまでに何をみたいか考えると

子どもの成長、どんな顔つきになるかを少しでも見届けたい。孫とまでは望まない

あとは本と家からみえる見慣れた景色

ほかはすべて余計なもの

我が子らの写真ももうあまり撮らなくなったし、詳細な顔つかを思い浮かべてられない

さみしい

視力のある限りしげしげと見て瞼に焼き付けておきたい

死ぬ前は、それを思い出しながら妻と子どもの

手は顔をさすりながらがいい

死と向き合おうとして開き直ってみると、余計なことばかりで生きてるんだな。大事なものが浮き出てくる

しばらく目を閉じる

開く。目が見えるありがたさよ