はじめてのカレー

「おいしい?」(次女)

夕食のとき。

連休明け、次女はお腹がいたいと学校を休んだ。妻と二人家で過ごす。長女と長男は行った。休むことが決定したらすぐに治ったという。夕庭の草むしりを手伝ってくれたそうだ。

夕ご飯は次女がカレーを全部自作して家族みんなにふるまってくれた。帰宅したら、完成した増築したテラスで、夕陽をみながら女子3人が食べている。テラスのこけら落としとしては申し分ない。気持ち良い景色である。夕陽が沈むところをずっと女子3人はみていたと次女が教えてくれる。まばたきをするたびに、太陽の形が変わっていったこと。

夕陽は沈んだものの、ぼくもテラスに慌てていってカレーを食べる。次女がおかわりをせっせと運んでくれる。上の質問。何口か食べて「おいしい。ありがとう」と伝える。しっかり火が通っていて、ちゃんとカレーになっている。何度も褒めて、をいう。

公文から帰ってきて、遅ればせながら食べる息子にも「おいしい?」と尋ねている。

みんなから「おいしい」といってもらえて、寝床に入るときも満足そうであった。全部自分でやりきったことにも手応えがあるのだろう。

「カレーをつくれたら、シチューもつくれるよ」と枕元で妻。

「またつくってほしい?父の日にもつくってあげるね」

記念日うちの一つである。