コーヒープレゼント

朝、一番に起きて「おめでとう」といってくれたのは長女であった。次女の折り紙に触発を受けて、動画を彼女もみて同じような文様の折り紙をくれた。

「みていたら、つくれた」

器用なものである。

「折り紙考える人、すごいよね」

感心している。

トランポリンに一人で行った。道中で今日みた夢の話をしてくれる。筋斗雲がコストコに売っていて、買った。大きな地震があって、布団を持ってみんなで山に逃げた。筋斗雲を呼んで、その上で寝た。ぼくの親友家族も同じくコストコで買っていた。その親友たちも寝ていた。親友がくしゃみをしたら、筋斗雲から落ちた。

ぼくが仕事から帰宅して夕食を食べていると「ケーキ食べる?」と率先してコーヒーもいれてくれた。特別だからとちゃんとしたコーヒーカップを使ってくれて、お盆にキレイにケーキをレイアウトして持ってきてくれた。そのあと、「マルもお祝いしたい」と下にいってマルを抱っこしてぼくのところに連れてきてくれる。

「バースデイのスペルって、なに?」

お風呂上がりに彼女なりの筆記体で書いてくれた。”BIRTHDAY”は正しく書けているが、質問されていない”HAPPY”が”HAPPI”になっていた。指摘したら「明日の朝直す」と寝床にいった。背中をじっくり踏んでくれた。布団に入る。くるみを抱っこしている。マルという本物の犬がきても、くるみのぬいぐるみには愛着がある。より深まっている気がする。下で妻によってマルがクレートから出てお世話されているのに気づき、おりてマルと遊ぶ。そのあとまた寝床に戻ってきて「ツボツボして」とうつ伏せになる。背筋を指圧してあげていたらやがて寝付いた。