娘たちと

この二日間は娘たちといろいろして過ごす。なんの変哲もないが、幸せであった。

次女の歯の矯正の相談、墓参りと裏山遊び、桃鉄、トランポリン、ひさしぶりの図書館、ハンバーグ、いつもの焼きまんじゅう、はじめての天下一品ラーメン、鍋。東京の親友たちとのオンライン飲みもその間に。桃鉄では貧乏神を「かわいい」と歓迎していた。天下一品はあっさり味だが口にあったそうで、餃子もたくさん食べていた。トランポリンはふたりとも随分上手になっていた。トランポリンはじめてよかった。裏山で戦いごっこをしたり、崖を駆け上がったり、大声で叫んだり、木に登ったり。保育園の頃にもどったように遊んで、祖父母もきっと喜んでいるだろう。裏山から夏に登る予定の霊峰が今日ははっきり見えて、実に美しかった。ぼくを育ててくれた「庭」であるこの裏山の風景を、娘たちも覚えてくれていたらうれしい。たしかな未来は懐かしさの先にあるはずだ。次女から「やさしい、だいすき、パパとママの子どもでよかった」といういつもの愛情たっぷりの手紙を一日の終わりにもらう。幸せである。後厄払いは行かねばならない。