交信

寝床で、長女が亡きメルと交信しはじめた。丸はいま天国でガーガー先生が担任で学校に通っているらしい。友だちもできて楽しいから心配しなくていいと。いつもぼくたち家族をみてると。

それぞれメルにコメントを求めたのでぼくと妻も守れなくて謝りつつ、いつも思い出してること、今でも大好きなことを伝える。次女の順番になったら、次女は悲しみが込み上げて泣いて言葉が出ず、泣いた。

来月で一周忌。雨が滴り、紅葉の葉が落ちた寒い中庭。自然とあの去年の悲しく、静かな朝を思い出す。自責の念にかられる。毎年思い出すのだろう。