6歳

今日は次女の誕生日。朝から何回も「おめでとう」をいう。

一足早く昨日は保育園でお祝いがあって、ブックレットを持って帰ってきた。先生からのメッセージで「心がきれい」と書いてあった。最高の褒め言葉でうれしい。好きな果物はラフランス、なりたい職業はキャビンアテンダント。いずれも前から貫かれている。

友だちからのお祝いのお手紙が凝ったつくりで、ボタンを押すとハッピーバースデーの歌の電子音が流れる。それがうれしいらしくて、それを伴奏に「歌って」とお願いされる。

今日はぼくは半日仕事であった。妻は休み。朝ぼくがでかけるときに「なんでお仕事なの。誕生日なのに」と不満をもらされて胸がいたい。

昼は妻の実家で過ごしたようだ。ぼくが帰ってきてからは『モアナ』のブルーレイをみる。長女は途中で中座してメルを抱っこしに中庭にいき、そのままピアノに行く。息子は英語に。息子の英語はダブルヘッターで2回あった。先生によるとスポンジのようにいろいろ吸収しているらしい。

今夜何が食べたいか次女に聞くけど、なかなか決めてくれない。お寿司を勧めたが即断られる。

隣の子もお祝いのお手紙とお菓子を届けてくれた。ニッコリうれしそうである。

食べたいものが決まった。「オムライス」。

いつも行っているところだとつまらないので駅まで車を飛ばす。駅ビルのレストランにオムライスの店があったはずだ。駅ビルで駐車すると、レストランまで「抱っこ」と甘えてくる。誕生日なので言うことは全部きく。

レストランでは次女が「パパとママが隣に来てほしい」とおねだり。長女が一日ずっと次女が中心なのでむくれはじめる。机に顔を突っ伏している。次女の横に座りながらなだめつつ長女を抱きかかえる。「こっちおいで」といっても拗ねたままでこないから、「メルちゃんおいで」といったのが効いた。「メルなの」といいながらメルの抱っこを真似る。機嫌が少しずつもどる。息子はロードバイクの話をする。

「帰り、本を買ってあげよう」と次女にいうと「やったー」と横の息子と長女が返事をする。「なんで君たちが」というと長女の顔が曇る。なので誕生日は一人一冊ずつ買ってあげることにした。「年に9冊も増えていくの」と今度は妻が不満げである。長女は買いたいシリーズがあるらしい。息子は自転車の本にするといっている。

そこにつくといろんな種類のオムライスがあった。次女は満足げにトマトソースのものを平らげていた。大人サイズである。長女はうどんがあるお子様セットでオムライスはない。息子はデミグラスソース。

ぼくは間違って一番大きなサイズを頼むと550グラムあって、山であった。長女と息子にヘルプをお願いするものの、お腹がいっぱいになった。長女からも「太ったね」と先日もいわれたし、無理して食べることはやめる。それにしても外食で食べ物を残したのは成長期になってから記憶がない。12歳からしていないとすると実に28年ぶりである。その話を家に帰ってからマッサージしてくれている息子にいうと「おれが40歳までずっと外食で残さないことなんだね」としみじみしていた。でもほんとうにそんなかんじであり、今日は別の意味でも記念すべき日になってしまった。

レストランから出る頃には本屋がしまっていたので本もお預けになる。駐車場までやはり次女から抱っこをお願いされる。重たくなったものだ。車の道中でシンデレラのDVDを次女の要望でみる。家についてもまだ続きがみたいと家の中で最後までみていた。時間は22時になっていたので、そのまま歯を磨いてパジャマに着替えて娘たちは妻と寝床に。長女が次女に「髪の毛のピンを外さないとそのまま寝たら頭にささるよ」と注意を促して、とってあげている。

『ハッピーバースデー』の歌を妻の長女がが元でそれぞれ順番に歌い続けている。ぼくは下の和室ではを磨きながら一緒に歌う。次女もあげくは自分に歌っていた。

いつもいうことだが、元気に大きくなってくれて何も言うことがない。愛に溢れた一日を過ごせた。プレゼントのケーキは明日以降に持ち越し。