情報開示

「そのズボン、何センチ?」(長女)

学校に行く朝、長女の制服のズボンがない。次女が履いているものが自分のものではないかと容疑をかけて質問している。次女は何センチかの表示がどこにあるか知らない。そもそも疑われているのが気に食わない。

「どこにあるん?」

「貸して。見てあげるし」

「いやや。どこにあるか教えて」

みるなら自分でみたい。長女はそれがもどかしくなってくる。

情報開示請求とそれに答えない側。いつまでたってもサイズがわからず時間ばかりが経ち険悪な空気になるばかり。

「とっとと教えたらいい。それで解決や」

寝床からぼくがそういったら次女は観念して見せたようだ。

結局、次女のものであった。