さぬきうどん

娘たちをさぬきうどんに連れて行った。次女はメニューをみながら「下の段の右から二個目」を頼めという。釜玉うどんということになる。長女は温玉ぶっかけ、今回からは中サイズにするという。ぼくはどうせ残すだろうと、小にする。

それを告げて彼女たちは先に席につく。長女は『銭天堂14』、次女は『ママレードボーイ』をそれぞれ読んで待つ。ぼくは注文とレジをする。

注文時に温かいのか冷たいのを確認しそびれたことに気づき、彼女たちのところまでいってたずねると二人とも「つめたいの」と即答。聞いといてよかった。温かいものにするところであった。

しかし考えたら釜玉うどんに冷たいはない。まぁいいかとそのまま注文した。釜玉は8分待ち。長女とぼくらのぶっかけは先に届く。

やがてポケベルがなり、釜玉をとりにいく。持ち帰ってきて次女に渡すと「冷たいのといった」と早速クレーム。事情を説明するが、思っていたのと違うという。結局、次女が欲しいのは姉とおなじ温玉ぶっかけの冷たいのだと判明する。写真をみての勘違いであった。

長女はもう中サイズ食べきれずお腹いっぱいなので、それが功を奏し次女に渡る。釜玉は長女が好奇心で少し食べて「いらない」となりぼくに回ってくる。

味がない。そうか釜玉は醤油をかけなくてはいけないらしい。次女が食い付かなかったのも無理はない。

結局釜玉はぼくがたいらげたが、中サイズのぶっかけは次女も食べきれず残る。

長女は今度からやっぱり小サイズにするということと、次女は釜玉にだまされないというのが今回の教訓。