メガネとドラゴンボール

「これ見てきづくことない?なんでこれギザギザなん?」(長女)

メガネふきをみて。突然の展開だったが、長女がメガネになった。思いの外視力がわかるかった。

本人ははじめてのメガネを気に入っているらしく抵抗はなさそうでよかった。くっきり世界が見えるようになってうれしそうだ。メガネをかけながら、家の周りを黄昏どきに二人で一周した。

「授業のとき、明日からつかうん?」

はにかみながらうれしそうだ。

「パパが初めてメガネをかってもらったとき、うれしかった?」

うれしさよりも恥ずかしさのほうがあった。初めてかけたときは塾の授業で、中学一年のときだった。しばらく、特に女子からジロジロみられて、何もいわれずにやがて落ち着いた。

この1週間、ずっとドラゴンボールを長女は読み続けている。寝る前に、はなれでぼくの横で眠たくなるまで読む。面白くてなかなか寝ない。