お味噌汁

「わたしがつくったんだよ」(次女)

金曜の夜、家に帰ると妻が発熱して寝込んでいた。子どもたちでお味噌汁を作ったという。次女がお出汁と味噌で味をつけた。ぼくにはできない、濃さをほどよく調整した、彼女らしい丁寧で上品な味付けだった。大根は息子が切ったという。

子どもたちとぼくたちだけで、飲み干してしまって、妻が翌日、「せっかくつくってもらったのに私は味わえていない」と嘆いていた。

ぼくはおかずに塩焼きそばをつくる。