「よっしゃ、明日席替えや」(長男)
風呂上がりに。なぜかと問えば「暖房のとなりで眠たくなる」そうだ。生長期はとにかく眠いのはよくわかっているが、中1で授業中寝るとは先が思いやられる。
「面白い授業はいいけど、国語はやっと古文に入ったばかりで『知っとるわ』ということばかりで眠くなる。そのほかの知らない授業はいいのだけど」
「社会の授業とかでも、先生が『日本で2番めに高い山はどこか知ってる?』と聞かれて、みんな答えられないけど『オレ知っとるわ』と思って『北岳』って答えた。それまで寝てて、答えてまた寝る、みたいなかんじになっとる。」
「なんでそんなこと知ってるの?」
「なんかで気になって調べたことある」
この年次はなんでもスポンジのように吸収して覚えるからたいしたものだ。社会も理科も面白いから、好きは好きらしい。でもそのテストの成績は悪い。一方で国語が一番点数が高い。
「そうねんてね」
日頃寝不足だし、寝床のはなれは寒いから、暖房の隣の教室が寝る環境としては最適の2週間だったのだろう。新しい席になっても、眠気はやはりくると思うが。ぼくは中学校は寝た記憶はないが、高校は寝た記憶しかない。