好きな数字

「ねえ、掛け算とか、引き算とかどうやってやるの?」(次女)

夕食のとき。

「やり方教えてくれたら、できそう。」

例えばで教えてあげると「ママ、問題出して」とやる気。

キッチンでぼくが皿を洗っていると、「好きな数字は8と2」と教えてくれた。

8月12日生まれ。誕生日から来ているのはすぐわける。「でも『1』は?」と気になっていると「8と2を足すと10でしょ。8と2あれば12になる」と見透かしたように説明してくれる。

「でも7もいいね。かっこいい感じをする。2はかわいいかんじ」

そういえば彼女は『もしも数字がしゃべったら』を知らない。息子にはよく読んでいた本だ。その存在を教えると「読みたい」と積極的なので本棚から出してやる。

「パパ読んで。」

最初の方を読むと、息子に読んでいたときの遠い記憶が蘇ってきた。もう7,8年前になろうか。