ヒゲダンス、お寿司の約束

長女と。

帰宅時。あやとりで「ほうき」を息子にならってできるようになったのがうれしいらしく、何度も見せてくれた。

お風呂上がり、「8時だよ全員集合」を観たらしく、「わたし、『ヒゲダン』って志村けんだったと知らなかった」と驚いていた。ヒゲダンス、前に観たことあったのかな。「そうだよ」と何気なくこたえたら、あとで寝床で息子から「髭男」のことだと教えられて納得がいった。

 

キッチンで長女の歯をみがきながらおしゃべり。ぼくがおじいちゃんになったら、「お寿司いこう」といってくれるので、「おごって。そしたらパパ、涙出ちゃうよ」とお願いする。ニコニコしながら明確な返事はない。代わりに「ママもさそう」と返ってくる。

「そんなにお金、あるかな」とぼく。つい心配になる。

「わからない」そりゃそうだ。

うがいに洗面所に行くついでに、風呂場の妻にも「このこと伝えたら?」と促すと、お風呂の扉を開けて話しかける。

「わたし、ママがおばあちゃんになったら、お寿司、おもってあげるよ。」

「おごって」が「おもって」に変換されている。初めてきく言葉だったのか。

思ってくれたら、十分だ。でも忘れないためにも、それを含めてここに書いておく。

 

ベッドタイムストーリーを読んでいると、質問される。

「ねぇ、どうして大人って、手でこうして、こうしてって、やるの?」

ジェスチャーで、両手を縦に平行に立てて、区切りながら説明する仕草がおかしくみえるらしい。ストーリーには関係がない。

寝床にいったら、背中を少し踏んでくれて、いつものようにすぐ寝付く。