「ねぇ、『死んだひと』って、ほかになんていうの?」
「ねぇ、0時って、ある?」(次女)
お風呂上がりと寝床で。
0時は12時と一緒と教えると「じゃ、13時は1時?」と応用していた。
お風呂で「おしりスタンプ」といって、曇ったガラス戸におしりをつける。パパもやってと頼まれてやると、高さと大きさをしげしげと比べていた。
寝床に行く前にレゴをやりたくなったというので横で寄り添う。スマホを置いてボーッとしながらみる。
「ここは食事をするところ、ここは寝るところ」と解説してくれながら自分の家をつくっている。ぼくの人型ブラックもあり、足のパーツを「どちらがいい?」と聞いてきて変えてくれた。ぼくは青色がいいと答えたが、彼女は赤色にすると最初から決めてたようで、そうなった。
「どのドアが好き?」と聞いてきてやりとりする。ぼくが眼鏡を外して寝そべっているので「先に眠ってていいよ」と気を使ってくれるが、起きていたらこうして質問したり解説してくれる。考えていることが言葉になってそのまま出てくる年齢。その思考や言葉づかいに成長をかんじる。もうすっかりお姉ちゃんである。
この何の変哲もない時間がとても至福である。こういうとき、横でスマホをしてはいけない。ただ眺めて、ときどき相槌を打つことが彼女も楽しくなるし、こちらも心温まるいい思い出になるのである。