吾輩

息子が『吾輩は猫である』を読んでいて、「ここ面白かった」と音読してくれた。猫目線で、主人が鼻毛を抜いて遊んで、今月のお金が厳しいと相談にくる夫人に鼻毛を見せて嫌らがれるという話でった。鼻毛のくだりだけで3分くらい音読していた。150年くらい経っても読まれる鼻毛の話で、書いた人は偉人として千円札にまでなるのだから、世の中捨てたもんじゃない。