とっくん

次女が壁にぶつかっている。自転車の補助輪をとって走るようになりたいが、何度も転んでしまい、そして泣く。おとなりの友だちや保育園の友だちがストライダーのおかげですんなり補助輪なしで乗れるようになった話をきいて、なおさら悔しいそうだ。昨日は家族5人とそのおとなりの友だちと6台で、自転車にみんなでこの集落を40分くらいかけて一周した。次女だけ補助輪ありで、どうしても最後尾になるし、歩道の段差などでつまずいたり、転んで泣く。それでも最後まで脱落もせず、根性で最後までがんばってこいでいた。負けず嫌いはいいことだ。

妻が改めて家の前で練習するが、どうしてもまだ転んでしまうらしい。やはり悔しくて大声で泣いたが2階のリビングにも聞こえる。ぼくが迎えにいって抱っこして家の中に連れていく。夕日が沈むところをぼくが次女を抱きかかえながら椅子に座り、夕日が沈むのを一緒に見ながらなぐさめる。最初からできる子はいない、何度も失敗するからできたらうれしいぞ、とまた繰り返す。少しずつ、顔が上を向いて、やがてもとの元気にもどった。

長男も長女も使ったストライダーに頼らず、補助輪なしに挑戦する次女。がんばれ。