昨日は先に次女と二人でお風呂を一緒に入った。昨日は保育園で「おわかれ会」があったそうだ。
年長、つまり姉である長女を見送るために、次女たちが感謝の気持ちを込めて歌をうたったり、手作りのプレゼントをあげた。
「お姉ちゃんが卒園したら、一人で保育園いくことになるね」
しばらく、返事がなかった。さっきまで明るかった表情が曇り、うつむき加減。
「さみしい」
小さな声が返ってきた。
そういえば今までどう思ってるか聞いたことがなかったな。
当然そう思っているはずなのに、いざ口にされると、励ます前向きな言葉がないことに気づく。「二人で散歩しながら登園したら、それはそれで楽しいんじゃない」とかいうが、長女がいたほうが楽しいに決まっている。
ごまかすようにお別れの会の話を聞くと、「会が始まったとき、泣いたよ」と次女。
勝手に涙が出てきたらしい。
年長さんは「ありがとう、さよなら」の歌を歌ったそうで、それが上手で、長女のことを「そのとき、ほんとうにアイドルだと思ったよ」と感心していた。
その後遅れて長女がお風呂に入ってきた。次女が泣いたんだって、という話をすると、
「泣いてなかったよ」と冷静に反論してくる。そのあと、「泣いた」「泣いてなかった」の言い合いみたいになったので、しんみり感はいつの間にか消える。ほかの誰がないていたかという話に切り替わる。子どものいいところだ。
今日の歌は卒園式でも披露されるそうだ。次女もお見送りとして参加する。保育園での、姉妹での最後の舞台。