今日は、ついにきてしまった、保育園の運動会。長女は最後。ぼくは保育園の運動会以上に心を動かされるイベントを他にしらない。ただひたむき、がんばっているピュアな姿があって、かわいいけど、頼もしい。
なので、楽しみだったけど、1:9の割合で、この日が来てほしくなかった。もう見れないとおもうと寂しいから。雨で、屋根のあるグラウンドになった。
精一杯、刮目した。いっぱい写真を撮った。
長女の組体操と旗はかわいいというより、凛々しかった。次女はフリフリをつけたももいろクローバーZの曲にのった踊りで、かわいいが9、りりしさが1。
出し物が終わったあと、年長さんだけ全員リレーがあった。
「これで、最後だよ」と担任の先生。いままで練習で何度もやってきたのだろう。
走り終わって結果発表。1位、2位のチームは「イェーイ」と立ち上がって大喜びするけど、だんだんその声が小さくなって、5位のチームになると発表してもだれも声をあげない。先生が機転を聞かせた。
「もう1回いいですか。」
泣きの1回。それで長女のチームは5位から2位になれて、笑顔が戻った。
担任の先生が終わってから本部にマイクを返すとき「すみません」と謝っていた。進行を妨げたことのお詫びだろう。でも、先生らしい、優しさが溢れたアドリブだった。
終わったあと、先生に感謝の言葉を伝えようといろいろ言葉が浮かんでくるけど、どれも口にすると涙が溢れるので、ただ握手して抱きしめて、「ありがとう」だけいった。
終わってしまった。満たされたけど、空っぽになっている。
長女あと、表現会と卒園式しかないじゃないか。