長女のことはですね、4歳になってもパパパパと慕ってくれる時期が続いていて、もう鼻の下をどこまで伸ばせばいいだろうという、ここには恥ずかしくて書けない黄金のデレデレ期を過ごしております。
朝、背中をポンポンとしてきて、「パパ、こっちむいて」というし、キッチンに立っていたらキッチンでねっころがりながら、わたしの足元をみて、「パパ、なんですね毛生えとるん?」、「ここ、なんで細いん?強いから?」とアキレス腱を指差してきたり、「ここどうしたん?」と昔のアザを見つけて心配してくれたり。これまで36年生きてきて、だれがわたしのすね毛やアキレス腱に興味を抱いてくれたでしょうか、いやいないですよ。妻はもちろん、私を産んだ母でさえ、スルーでしたよ。お金を払っても、ないですよ、どんなに話題に困ったプロのホステスさんさえも、わたしのそんなところ、興味を持ったふりもしません。そんなところまでつっこんできてくれる存在は、今の長女だけなわけです。
服はもちろん、どの靴、どんな靴下を履くかまで、見てるし覚えてる。いつもと違ったら、すぐ指摘が入ってくるわけです。俺のおっかけか!っていうくらいジロジロで。そう考えたら、芸能人って、大変だなぁ。
ま、それは父に対してに限ったことではなく、保育園の友達のあれ、かわいかったとか、髪型とか、だれだれちゃんは足の爪に色塗ってきてんよ〜とか、ほんとによく見てます。性別で違いがあるかどうかはわからないけど、明らかに息子とは違う観察眼。伴い、ファッションにも自分の厳しくなるわけですなぁ。自分の洋服も自分で選ばないと気がすまなくて、毎朝時間がかかってハラハラさせますなぁ。一つ結びじゃいやで、三つ編みしないと行かない時期もありました。今朝もおてふきタオルどれにしたいとかで揉めてたり。夏祭りのとき、浴衣きてルンルン、んでお花のカンザシもお気に入り、でもすぐ外すのか外れるのか、すぐ「とれた〜。つけて〜」になって、親ヤキモキ。
先日、おじいちゃんおばあちゃんが、黒のエナメルのようなツヤツヤの新しい靴をくれまして、内側は紫色の布地という大人びた靴。それを履きたくて、散歩に行きたくて仕方がなくなるわけですな。お兄ちゃんが保育園のヤギにエサをやりにいきたいと日曜日にいうので、それだ!と「わたしも行きた〜い」と便乗して、道中にある、普段は抱っこしてになる130段の階段もその日は頑張って登ったり。保育園ではその靴が他の女子友だちから注目を浴びるそうで。
もうお父ちゃんはいつ「毎日同じ服だね」っていわれないか、ハラハラしてます。っていうか、もう思ってるけど、いわないだけ、か。