2020-01-01から1年間の記事一覧

役得

「ねえ、これってほんとに食べているの?」 ドラマで俳優が焼肉屋で焼肉を美味しそうに食べるシーンをみて。ほんとうに食べているというとうれしそうな顔になって「いいな、ずるい」。 コタツに座椅子をいれたら妻と娘二人でちょうどよく快適そうだ。トラン…

雷様

「ねえ、雷様って、ほんとにいるの?おへそとられるの?」(次女) 二人で入っているお風呂で。絵本とかで沢山でていると。パパはみたことがないというと、たくさんある絵本も「みたことあるひとが全部かいているの?」。いないなら、なんで考えたのか興味も…

読書めも〜『変われ!東京 自由で、ゆるくて、閉じない都市』

『変われ!東京 自由で、ゆるくて、閉じない都市』(隈研吾・清野由美/集英社新書/2020)を読んだ。 軽くて、柔軟で、前向きで、エネルギッシュな語り口。スーッと入ってくるのだけど、半分くらいは共感し、半分くらいはもやもや消化不良でひっかかる。 建…

読書めも〜『コルビジェぎらい』

『コルビジェぎらい』(吉田研介/自由企画/2020)を読んだ。 80歳を超える建築家のコルビジェへの、いやコルビジェを盲目的に称賛する人たちへのいさぎよい批判。本音であっぴろげだから嫌味でなく痛快だ。嫌いだとここまで詳細に調べて追求することもない…

ワッチュヤネーム

「おれがハワイいったの、何歳のとき?」(長男) 夕食のとき。サッカーから帰ってきて、お風呂に入ったあとなので一人で食べている。ぼくは横で本を読んでいる。 「4歳か、5歳かな」 長女がまだ赤ちゃんだったからそれくらいになる。今の次女よりも小さい…

コタツ

「ねえ、コタツってあったかいのに、なんでコタツで寝たら風邪をひくの?」(長女) コタツにもぐりながら。昨日出したてである。今年はじめての点灯は式をしたくなる。 コタツで寝て風邪をひくとはぼくの親からの受け売りだが、本当に引いた記憶もないし聞…

写生大会

「ねえ、3年になったら、何を描くの?」(長女) 帰りの車で。写生大会のランドセルの絵が入賞しなかったらしい。前日から他の子のものと見比べて結果は予想はしていたらしく落胆はしていない。しかし、やはり悔しいのだろう。1年のとき褒められていただけ…

いくらもっている

東京から旧友が家族で遊びにきてくれた。家を気持ちがいいとほめてくれて素直にうれしい。そのときの説明ぶりを次女も横で聞いていたのだろう、「パパがこの家、考えたの?」ときく。「このライト?」いやちがう。夕食がおわり、ぼくはキッチンにたって、彼…

はじめての料理

帰宅すると娘たちはエプロン姿で、長女ははるさめスープ、次女は「おすしのまきまき」と名付けた手巻き寿司を夕食につくってくれていた。妻はオムライス。次女の料理を食べるのははじめてである。記念すべき日だ。次女はスーパーに妻と食材を一緒に買うとこ…

ワークショップ

「ワークショップって、何?」(息子) 夜、勉強をしながら。よく聞くけど何なのと思っていたらしい。ふさわしい日本語が思いつかない。たしかにかつてぼくも初めてきいたときそう思ったな。沼津にできた新しいプールの建物だった。部屋に「〇〇のワークショ…

鼻毛

「ねえ、なんで大人になったら鼻毛のびるん?」(長女) 夕食前の時間。折り紙で飛行機と鶴を折りながら。

参観日

昨日は小学校の参観日であった。今年度はじめてである。予め決められた時間枠にいく分散型の参観である。混み合わずこの方が快適だ。一人につき親一人という制限があるから、妻とぼくは同じ教室にはいられなくて、長女と息子の教室をそれぞれかわりばんこに…

カスタネット

「ねえなんで、カスタネットって赤と青だけなの?」(長女) 夕食の前に。スイミングから帰ってきて。最近横の前歯が抜けた。学校でキャビンアテンダントと動物園の獣医さんのお仕事の内容を習ったらしく、絵と文でまとめていた。それぞれのお仕事のたいへん…

新聞

「新聞に、なんで載るの?」(次女) 朝。こないだ訪ねたカフェにいた二人が大人むけの自然を体験し、学ぶ週末スクールを開講すると写真と共に大きく出ている。長女も次女も紙面での再開に驚く。そしたらこの質問。 新聞はいろんな家に届いていることを説明…

つくしの赤ちゃん

に生えている雑草のなかで、細くて柔らかくて節があって、濃い緑色のやつがある。メルが歩いてそれをちぎって食べているのをみて、沢山あるから摘んで水場に浮かべてやると喜んでついばむ。クローバーの葉っぱに次いで新たな好物を発見。 「それ、つくしの赤…

地域パトロンとこれからの行政の役割

「渋沢栄一は生涯300の会社をつくった。ぼくはまだ30くらい。」 以前東京でお世話になってた人がこっちで新しい世界をつくっている。地域おこしというくくりには収まらないスケールで。並々ならぬ労力をかけ、人を動かし、私財と時間をつぎ込んでくれて…

自転車と車

「ねえ、自転車と車って、どっちが先にできたの?」(次女) 保育園の帰り。自転車に次女を乗っけながら帰っていたとき。次女はてっきり車のほうが先にできたと思いこんでいる。彼女の人生においては、車が先にあり、自転車にふれたのは最近だからか。何で動…

時間の巻き戻し

「ねえ、時間って、戻せるの?」(次女) 朝。保育園に行く前。もっと早く家をでて、早く保育園に行きたかったらしい。ハロウィンともちつきがあるのだそうだ。気がはやっている。 「時間って、早くすすめること、できる?」 「時間があっという間に過ぎるの…

虫の気持ち

お風呂で。湯船に浮かぶ1ミリに満たない黒い虫をみつけた次女。 「ねえ、この虫には、このお風呂ふっかいんかな。熱くて、大きくて。」 「そうだね。虫にとっては、海なんじゃない」 長女は可愛がっているメダカにエサをあげている。妻から「昨日もあげたで…

温泉

「また温泉行きたいね」と風呂上がりの息子。そう。このコロナ禍になる前は一緒に日曜夜は二人でいっていたのだ。心も身体も温まるいい時間であった。また行きたい。

椅子とシーソー

長女が学校から持って帰ってきた図工で描いた絵。たのしかった夏の思い出として、ご近所さんといった海辺のキャンプを描いている。テントの横に火を炊いて、その周りに椅子を並べている場面を上から見下ろす目線でクレヨンと水彩で描いている。いつのまにか…

その日は突然やってくる。人間には2種類いて、熊と実際に遭遇したことがある人と、いない人。 妻が保育園に次女をお迎えにいって家に戻ったとき。家の前で夕焼けがきれいとみとれていると、写真を撮ろうとしていたら、左から「ガルルル」という声がして、黒…

親子PK対決

息子のサッカー教室のイベントで、『親子PK対決』なるものに出場した。8組の親子が総当りで対決する。やる気はあるものの、ほかのパパさんはサッカーのスニーカーもキーパーのためのグローブもお持ちで、格好がもう「かつて/いまもサッカーしてました/し…

読書めも〜『香山壽夫の炉辺暖炉−建築は人の心の共同の喜び』

<香山壽夫の炉辺暖炉−建築は人の心の共同の喜び/香山壽夫/建築ジャーナル/2020> ・しかし、そのことに加えて、建築の喜びには、もうひとつ、大切なことがある。それはその喜びが、たとえ自分ひとりの心の中から出発したものであるにせよ、その出来上っ…

蜘蛛の家

「ねぇ、蜘蛛のおうちって、こわれないの?」(次女) 朝ごはんのとき。高窓のガラスに蜘蛛の巣をみつけて。外は雨が降っている。雨でこわれないのか気になったらしい。 家の中にあるのか外にあるのか分からなくなって、横から一緒にみて外にあることを確認…

サッカー教室

息子の8年以上続けているサッカー教室ももあと1ヶ月になった。10月最後のゲームデーでチームの6点のうち4点決めていた。決してテクニックはないが、一応戦力にはなっているようだ。広いサッカー場で、常に動き回り、楽しんでいるようでなによりである…

水泳のテスト

長女と次女が水泳のテストで一緒に合格。二人同時ははじめてである。長女は9級、次女は10級になったそうだ。妻と二人でギャラリー席から手を振り応援した。今度からは一緒のコーチらしい。 次女は初めて小学校に入った。健康調べのため。半年後、小学生に…

野球

「野球ってどんなルール?」(長女) 寝かしつけのとき。一言で説明しようとおもうとむすがしい。やったことないと。パパはサッカーしたことほぼないけど野球ある、というのが彼女からしたら驚きらしい。ひと世代でメジャーなスポーツがひっくり返った。サッ…

おとうさん

その日は突然やってくる。家に帰ると急に長女と次女が「おとうさん」と呼び始めた。もう「パパじゃない」という。妻と長女がクラスで「おかあさん」と呼んでいる子が多いという話をしてこっちに飛び火してきたらしい。息子もいつのまにか「パパ」を卒業して…

読書めも〜『中動態の世界 意志と責任の考古学』

*スピノザ 自由意志の否定/「太陽がどうしても近くにあるように感じられる」*アリストテレス 10の『カテゴリー論』 *トラクス『テクネー』 「中動(メソテース)は、部分的に能動を、部分的に受動を示し、たとえば「pepega[私は[そこに]留まっている」…